北海道エネルギーが複数のサイロ化したシステムを集約するため、NTTデータ イントラマートのエンタープライズローコードプラットフォーム「intra-mart」を採用した。2023年11月、NTTデータ イントラマートが発表した。
北海道を中心に250以上のサービスステーション(SS)を運営する北海道エネルギーは、石油販売に加え、車両保険やカーリース、新エネルギー関連事業にも取り組んでいる。SSやバックオフィスの約1900名の従業員が利用する業務システムは、必要に応じて個別に導入されてきたため、サイロ化が進行。データ連携が不十分で、人手によるアナログ作業が多発していた。
さらに、長年利用してきたシステムのベンダーサポート終了も重なり、システムの刷新とサイロ化解消が急務となっていた。そこで同社は、グループウェアや各部門の業務システムを刷新し、一つの基盤に集約してデータを一元管理するプラットフォームとしてintra-martを選択した。
採用の理由として、ローコード開発ツールによるアジャイルな構築・導入が可能なこと、安定したステークホルダーによる手厚いサポート、他システムとの連携の容易さ、9500社を超える豊富な導入実績の4点を評価したという。
intra-martの導入により、複数の独立システムのサイロ化解消、ローコード開発による旧システムの短期間での刷新、データの一元管理による可視化と経営判断への活用などの効果が得られている。北海道エネルギーは今後、intra-martを活用して業務効率化を進めるとともに、蓄積されたデータを分析し、新たな事業機会の創出や顧客サービスの向上につなげていく方針だ。
ニュースリリースURL
https://www.intra-mart.jp/topics/006577.html