東北電力が法人顧客からの高圧電力以上の電気使用申込受付業務をデジタル化したことを、2023年12月、NTTデータ イントラマートが発表した。
東北電力は社会インフラとしての電力供給に加え、スマート社会実現に向けた多様なサービス拡充に注力している。販売カンパニー法人営業部では、顧客課題解決のためのソリューションサービス提供にあたり、デジタル技術活用によるDXに取り組んでいる。
同社の高圧電力以上の電気使用申込は、年間約6000件に上る。従来は東北6県と新潟県の支店・営業所で紙の申込書による受付を行っていたが、電気工事会社の来店に伴う移動時間や営業時間の制限、記載不備による手戻りなどが課題となっていた。
これらの問題を解決するため、東北電力はWebシステムの導入を決定。NTTデータ イントラマートの「intra-mart」を採用した。選定理由としては、ローコード開発によるアジャイルな構築、サーバーごとのライセンス体系による低コスト、仕様変更の容易さ、豊富な導入実績などが挙げられる。
導入の結果、Webシステムによる申込率は97%(2023年9月末時点)に達し、記載不備による手戻りや手入力業務の削減を実現した。システムの導入・開発はリコージャパンが支援した。
ニュースリリースURL
https://www.intra-mart.jp/topics/006578.html