ニコン・トリンブル、スマート農業製品のユーザー向けコミュニティサイトを開設

2024年10月16日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ニコン・トリンブルは、Asobicaが提供するロイヤル顧客プラットフォーム「coorum(コーラム)」を導入し、自社製品ユーザー向けコミュニティサイト「スマート農業横丁」を10月14日に開設した。10月15日、Asobicaが発表した。

 ニコン・トリンブルは2003年に設立されたニコンと米国Trimbleの合弁企業で、測量・測位技術を中心に、建設、農業、空間情報計測などの分野で製品やソリューションを提供している。農業分野ではGNSSガイダンス・自動操舵システムを主力商品として販売し、高い評価を得ている。

 自動操舵システムは、一度購入すると7~8年使用されるため、競合製品が増加する中でいかに購入者に継続的に利用してもらうかが課題となる。また、スマート農業製品を導入しても、思うように活用できないユーザーも少なくない。

 ニコン・トリンブルは、ユーザー向けにサポートサイトや各種SNSを用いて製品の設定方法などの情報発信を行ってきた。しかし、取材や展示会、勉強会でユーザーの声を聞く中で、スマート農業製品を活用できていない実態があることも把握していた。解決方法は「ニコン・トリンブルが発信できる設定方法に加え、ユーザー同士での現場で活用するためのノウハウ共有」であると考えた。

 これらの課題を解決し、ブランドロイヤリティを高めるために、ニコン・トリンブルはcoorumを導入し、コミュニティサイト「スマート農業横丁」を開設した。coorum導入の理由は、伴走型でコミュニティ運営を支援するサポート体制、ユーザーフレンドリーなUI、BtoC企業への豊富な導入事例などが挙げられる。

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コミュニティサイトのスマート農業横町

 「スマート農業横丁」では、農作業現場での活用ノウハウを共有し合うことで、スマート農業機器の導入がうまくいった喜びや、スマ横を利用することで生まれた他の生産者とのつながりなど、さまざまな農業に関する情報をシェアしてもらう。ニコン・トリンブルは、それがユーザーの「次はこんなことをしてみたい」という新たなチャレンジへの挑戦につながると考えている。

 ニコン・トリンブルの担当者は、「スマート農業横丁、略してスマ横では、ユーザー様どうしで弊社スマート農業製品を現場で活用するノウハウを紹介・共有や農業全般の話題で盛り上がるだけでなく、弊社からも最新情報を発信することで、ユーザー様抱えている悩みや課題、フィードバックなどを今まで以上に収集し、今後の弊社の施策に活かしていきたいと考えています」とコメントしている。

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