アークシステム、ここレポで現場エンジニアの孤立防ぎ心理的安全性を向上

2026年3月27日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 アークシステムは、リモートワークや客先常駐に伴うコミュニケーション不足の解消を目的に、従業員エンゲージメント向上支援クラウドサービス「ここレポ」を採用した。3月26日、ここレポを提供する鈴与シンワートが発表した。直接的なマネジメントが困難な環境下で部下の体調や心情を早期に把握し、メンタルヘルス不調の予防や帰属意識の向上につなげる。今後はビジネスパートナーの管理にも活用範囲を広げ、組織全体の柔軟な対話環境を整備していく。

 アークシステムは1988年創業のITソリューション企業で、業務システム開発やインフラ構築、建設業向けパッケージソフトの展開などを手掛けている。同社はシステムエンジニアリングサービス(SES)を主軸としているため、多くの従業員が顧客先に常駐して業務に従事している。2019年からは組織診断ツールを用いたエンゲージメント診断を年2回実施し、組織の強みや弱みの分析、改善要望の吸い上げを継続してきた。

 しかし、コロナ禍を経て働き方が多様化したことで、従来の組織単位での分析だけでなく、個々の従業員に焦点を当てたケアの必要性が高まっていた。特にリモートワークの普及により、対面での接触機会が減少したことで、従業員の孤立感や会社への帰属意識の低下が課題となっていた。上司と部下の間で、業務報告以外の些細な相談や体調の変化を共有できるきっかけ作りが求められていた。

 ここレポの選定にあたっては、シンプルな操作性とリーズナブルな価格体系を評価した。従業員がスマートフォンアプリを通じて始業・終業時に気分や体調を登録するだけで、AI表情分析による元気度の判定や管理者への報告が行える仕組みが、現場の負担を抑えつつ継続的な運用に適していると判断した。

 現在は、プロジェクトごとに常駐先が異なり、直接的なマネジメントが難しい部門を中心に活用している。導入後は、管理者が毎日部下の体調を把握できるようになり、大きな手応えを感じている。体調不良の兆候が見られた際に上司から迅速に声をかけることで、部下の心理的安全性が高まり、何でも相談できる関係性の構築に寄与している。また、良好な体調の際にも「笑顔」のマークに対して管理者が反応を返すなど、業務報告以外の気軽なコミュニケーションが活性化する効果も現れている。

 実際に利用する従業員からも、操作がシンプルで導入時に戸惑いがなかったとの声が上がっている。日々の報告に対して上司からフィードバックがあることが継続のモチベーションになっており、社内に新しいコミュニケーションの形が定着しつつある。

 アークシステムソリューション営業部課長の根本氏は、人財の多様性が広がる中で社員の勤務状況や労務規律を適切に把握することが健全な運営につながると指摘する。その上で、「ここレポは我々のようなSES事業やリモートワーク推進企業など、直接管理が難しい環境に適したツールだ。機能と操作性がシンプルで、従業員の負担が少なく運用を開始できた。今後は会話がさらに広がるような仕組みのアップデートに期待したい」と述べている。

 同社は今後、ビジネスパートナーの管理においても不調の早期発見を可能にするため、ここレポの活用範囲を段階的に拡大していく方針だ。ITの力を活用して「お客様に寄り添うベストパートナー」としての価値創造に挑み続けるとともに、従業員が安心して働ける環境づくりを追求していく。

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