出羽三山神社、デジタル案内板で参拝環境を整備 多言語対応で日本文化の発信強化

2026年4月3日18:54|ニュースCaseHUB.News編集部
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 出羽三山神社は、参拝者の利便性向上と日本文化の啓蒙を目的に、表示灯の神社専用案内板「神社ナビタ」を設置した。4月3日、駅周辺地図広告やサイン計画を主力事業とする企業である表示灯が発表した。最新のデジタル技術を活用することで、多様化する参拝者へ正確な神社知識を提供するとともに、広大な境内の案内業務の効率化を図る。

 山形県鶴岡市に位置する出羽三山神社は、羽黒山、月山、湯殿山の三山からなる東北を代表する霊場だ。開山1400年を超える歴史を持ち、三神合祭殿や五重塔などの重要文化財や国宝を有する。近年は海外からの参拝者も増加しており、広大な境内での多言語による案内や、神社特有の参拝作法の正確な伝達が課題となっていた。

 今回設置された神社ナビタは、全高2100mmの大型筐体で、49インチのタッチ式デジタルサイネージと絵馬型の電照式広告板を組み合わせたものだ。デジタルサイネージでは、神社の御由緒や祭事情報、境内案内に加え、参拝や手水の作法を日本語と英語の二ヶ国語で発信する。設置にあたっては、手水舎横という立地や自然豊かな景観に配慮し、周囲と調和する色合いが採用された。

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手水舎の横に設置された神社ナビタ

 導入効果として、情報の体系化による参拝者の満足度向上が期待されている。同神社の権禰宜、吉住謙佑氏は、「境内が非常に広大であるため、出羽三山全体の情報を把握することは難しい。デジタルサイネージにより体系的に情報を網羅できることは大変有用だ」と評価する。また、外国語での説明が難しかった参拝方法についても、サイネージを通じて正確に伝えられるようになり、神職の負担軽減にもつながるとしている。

 表示灯は、地図広告やサインの企画開発を手掛ける企業で、神社ナビタは同社の技術を集約したオリジナル媒体だ。出羽三山神社では今後、年ごとの行事案内や修行内容などの情報発信を随時行い、さらなる活用を進める方針だ。

ニュースリリース