大和ハウス工業、賃貸住宅に顔認証を全面採用 手ぶらでの入館・入室を実現

2026年4月8日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 大和ハウス工業は、大阪府高槻市の賃貸住宅「D-residence東五百住町」に、DXYZの顔認証IDプラットフォーム「FreeiD」を採用した。4月7日、ミガロホールディングスのグループ会社であるDXYZが発表した。エントランスから各住戸扉までを顔認証で解錠できる「オール顔認証」の環境を整備し、入居者の利便性と防犯性の向上を図る。

 大和ハウス工業は「D-ROOM」ブランドで賃貸住宅事業を全国展開している。同社は、立地や面積だけでなく、空間演出や付加価値によって選ばれる物件づくりを推進しており、時代のニーズを先取りした商品開発の一環として今回の導入を決めた。

 FreeiDの採用にあたっては、自社で完結せず多くの企業やサービスと連携できる拡張性と、街中のさまざまな場所で利用できる可能性を持つ汎用性を高く評価した。また、複数の顔認証AIエンジンを一つのプラットフォーム上で実現でき、設置箇所に応じて最適な端末を選択できる点も決め手となった。

 今回の導入により、入居者はエントランスや各住戸のオートロックを顔認証だけで解錠できるようになり、鍵を取り出す手間から解放される。住戸扉には、美和ロックのスマートロックと連動した意匠性の高い端末を設置した。

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エントランスに設置された顔認証端末

 大和ハウス工業の本店集合住宅事業部統括事業部長(当時)を務めた久下昌周氏は、「FreeiDには鍵の代わりだけでなく、駅の改札や商業施設での支払いなど、様々なIDと繋がることを期待している。汎用性を高めることで、時代の新しい価値を創ってほしい」と述べている。

 DXYZは2021年の1棟目竣工以来、2026年3月末時点で376棟の導入実績を有している。今後はさらなる導入拡大を目指すとともに、顔認証を活用したスマートシティソリューションの提供を通じて、リアルとデジタルの融合を加速させる方針だ。

ニュースリリース