関通ホールディングス、デジタル社員証導入で打刻忘れ解消 セキュリティと福利厚生を一元化

2026年4月25日21:30|ニュースCaseHUB.News編集部
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 関通ホールディングスは、セキュリティ強化と業務効率化を目的に、Kort Valutaが提供する決済機能付きデジタル社員証「TwooCa」を採用した。4月24日、Kort Valutaが発表した。入退室管理と勤怠管理を一体化することで、月間約100件発生していた打刻忘れをほぼゼロに削減。バックオフィスのDXを推進し、従業員の働きやすさと安全性を両立する社内インフラとして活用している。

 兵庫県尼崎市に本社を置く関通ホールディングスは、物流倉庫の運営を主軸に、自社開発の倉庫管理システム(WMS)の販売なども手がける物流IT企業だ。同社では、顧客から預かる商品の安全性を高めるためのセキュリティ対策や、約1000人の従業員が抱える勤怠打刻漏れの修正に伴う管理部門の負担軽減が課題となっていた。また、物流業界共通のテーマである人材の確保と定着に向け、福利厚生のさらなる充実も模索していた。

 TwooCaの採用にあたっては、1枚のカードで入退室、勤怠管理、福利厚生の各機能を一元化できる点を評価した。導入に際しては、他社の入退室管理システム「Akerun」と連携させ、カードをかざして入室する動作と出退勤の打刻を連動させる仕組みを構築。全拠点の従業員に対してオンライン説明会を実施し、「まず使ってもらう」ことを重視して段階的に浸透を図ったことで、混乱なく現場への定着を実現した。

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AkerunにTwooCaをかざしている様子

 導入の効果として、打刻忘れは月数件にまで激減し、給与計算時の修正作業が大幅に軽減された。また、社内で運用していた「ありがとう」を伝え合うポイント制度をデジタル化。付与されたポイントはアプリを通じて電子マネーに交換し、国際ブランドカードとしてコンビニ等で即座に利用できるようになったため、従業員の満足度向上にも寄与している。副次的な効果として、複数名が一度に入室する「共連れ」も防止でき、セキュリティ意識の向上にもつながった。

 今後は、社内食堂での決済活用や、外国人従業員への生活支援、アプリを通じた情報発信など、活用の幅を広げる計画だ。関通ホールディングス人事本部本部長の岩逧裕佳氏は、「カード1枚でできることの可能性は大きく、必要な機能から使い始めるだけでも十分な効果がある。小さな取り組みの積み重ねを、DXや人材定着につなげていきたい」と話している。

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