イオンペットは、エイトレッドが提供するクラウド型ワークフロー「X-point Cloud」を採用し、全社統一の申請承認基盤を構築した。4月27日、エイトレッドが発表した。これまで併用していた複数のシステムを統合して約280種類の帳票を130種類に半減させ、ガバナンス強化と意思決定の迅速化につなげているという。
全国で約200店舗のペット関連商品の販売やサービス事業を展開する同社は、これまで承認決裁用と部署申請用の二つのワークフローシステムを併用していた。しかし、複数のシステムが存在することでユーザーにとっては分かりづらく、申請内容の不備による手戻りが頻発していた。また、既存システムは当初の設計意図が把握できなくなっており、不具合が生じても改修の可否を判断できない状態だったという。さらに、権限を超えた承認や、申請者自身による自己承認が可能な仕様になっていたため、ガバナンス上の懸念も顕在化していた。
これらの課題を解消し、業務の非効率性を改善するため、全社で安定的に運用できる新たなワークフロー製品の導入を検討した。選定においては、ワークフローとしての基本機能が充実していることに加え、将来的なシステムのブラックボックス化を防げる点を要件とした。X-point Cloudの採用にあたっては、これらの基準を満たしていることに加え、運用設計までを含めたベンダー側の提案内容を評価したという。
現在、イオンペットでは全社の申請承認業務をX-point Cloudで一元管理している。約280種類存在していた帳票を130種類に集約し、業務フローの標準化を進めた。職務権限規定に基づいた正しい承認ルートがシステム上で担保されるようになったことで、不備による申請の差し戻しや承認作業の停滞が大幅に減少したという。
承認スピードの向上により、経営層から現場までを含めた組織全体の意思決定の迅速化という成果も生み出している。また、直感的なユーザーインターフェースや、特定の承認者への直接差し戻し、催促メールの送信といった標準機能を活用することで、申請承認業務の円滑化を進めている。