明治安田、給付金支払業務をリアルタイムで可視化 データ起点の業務改善へ転換

2026年4月28日15:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 明治安田生命保険(明治安田)は、給付金支払業務の安定稼働と生産性向上を目的に、Celonisの「Process Intelligence Platform」を採用した。4月27日、システムの導入と運用を支援した日本IBMが発表した。今年4月に運用を開始している。既存システムから収集したデータをもとに業務工程をリアルタイムで可視化し、施策の立案から実行、評価、改善に至る一連のサイクルをデータに基づいて回す体制を整えた。

 明治安田は現在、デジタル技術を活用した「人の役割の高度化」と「効率的で高品質な事務態勢の構築」に取り組んでいる。これまでは担当者に依存した「人」起点での業務改善に比重を置いてきたが、日本IBMの支援の下、デジタルデータを起点とする客観的で定量的な改善手法への移行を決断した。

 システムの基盤としては、AIやプロセス・マイニングなどの技術を使って企業内の業務データを収集・分析するプロセス・インテリジェンス・ソリューションのProcess Intelligence Platformを採用した。給付金の請求受付から情報整備、査定、決裁に至る一連の支払業務を対象に、既存システムからAPI連携によってデータを収集し、業務工程の現状をリアルタイムで可視化するダッシュボードを構築した。

 これにより、それぞれの工程における適切な人員の配置や、業務を滞らせているボトルネックの把握が容易になるという。感覚ではなく実際のデータに基づいたPDCAサイクルを確立し、継続的に業務を見直すことで、給付金支払業務全体の安定稼働と大幅な生産性の向上につなげる考えだ。明治安田は今回の取り組みを、AIを活用した事務・サービス領域での自律的な業務運営の第一歩と位置付け、Process Intelligence Platformの対象業務の拡大を検討するとしている。

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