防衛省、予備自衛官等の管理をデジタル化 訓練予約や招集業務を大幅効率化

2026年5月8日15:20|ニュースCaseHUB.News編集部
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 防衛省は、全国の予備自衛官等の招集や教育支援を行う管理システム「ReSMS((Reserve Service and Management System:リスモス)」を構築し、4月に運用を開始した。システム構築にはSalesforceを活用し、富士通が支援した。5月7日、富士通が発表した。従来のアナログな調整業務をデジタル化することで、予備自衛官制度の円滑かつ迅速な運用につなげる。

 予備自衛官等は、平時は民間人として活動し、有事や災害時に自衛官として駐屯地警備や災害派遣に従事する非常勤の特別職国家公務員だ。採用された職種に応じて毎年規定の日数の訓練に参加する必要があるが、従来、その日程調整は郵送や電話で行われていた。このため、招集担当者は参加登録などの手続きに多大な時間を要しており、業務の効率化が大きな課題となっていた。

 新たに導入されたReSMSにより、予備自衛官等は自身のスマートフォンなどを通じて訓練の参加予約やeラーニングの受講が可能になった。管理者は、招集業務や訓練の参加状況、教育の進捗を一元管理できる。また、訓練を受け入れる各部隊においても、スケジュールの立案や宿泊を担う関連部門との連携が容易になり、事務負担が大幅に軽減された。

 同システムの運用により、平常時の訓練が効率化されるだけでなく、有事の際にもタイムリーな招集通知が可能となる。これにより、迅速な災害救助や援助活動の実現に貢献する。富士通は今後もシステムの機能改善を通じて、防衛省における予備自衛官等制度の効率的な運営を支援し、日本の安全保障に寄与していく。

ニュースリリース