アイダエンジニアリング、受注管理のデジタル化でミス撲滅と生産性向上を両立

2026年6月3日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 アイダエンジニアリングは、属人化による非効率な受注体制の刷新を目的に、顧客管理・営業支援システム「eセールスマネージャー」を採用した。6月2日、同システムを提供するソフトブレーンが発表した。アナログな伝票運用の改善によって正確な受注管理と事務の生産性向上を両立した。今後は蓄積したデータベースを基盤に、営業活動の高度化につなげたい考えだ。

 アイダエンジニアリングは金属プレス機械およびそれに付帯する自動搬送装置や産業用ロボットなど、金属部品加工に特化した製品を製造・開発する老舗メーカーだ。機械の販売にとどまらず、周辺装置やアフターサービスまでを網羅した最適なソリューションを世界規模で展開している。

 同社では従来、受注業務において属人化による非効率な運用体制が課題になっていた。具体的には、受注が発生するたびに営業担当者が表計算ソフトで受注伝票を作成し、それをプリントアウトした上で回覧承認を得るというアナログな業務フローを運用していた。また、受注伝票がデータとして一元管理されておらず、ファイルや紙ベースで保管されていたため、受注内容に変更が生じるたびに該当するファイルや紙面を探し出し、伝票を再作成する手間が発生していた。

 システムの採用にあたっては、顧客管理・営業支援システムとしての基本機能の網羅性に加え、ほぼノーコードで手軽にオリジナルの入力画面を開発できる柔軟性を評価した。また、他のベンダーが提案するシステムと比較して、コストパフォーマンスが見込める点も採用のポイントとなった。

 導入によって、受注情報の登録からデータ蓄積、関連契約書をはじめとする証憑のアップロード、承認フロー、そして基幹システムへのデータ連携までをデジタル化する基盤を構築した。さらに、案件や受注などの情報を指定したテンプレートに沿って表計算ソフトの形式で出力できる単票出力機能を活用。指定フォーマットでの帳票出力から承認、印刷までを自動化することで、過去の伝票を遡って手入力し直す手間を解消した。

 最大の導入効果として、システムから基幹システムへの自動データ連携機能を構築したことで、手作業による転記作業の撤廃に成功した。これにより入力ミスの防止と処理スピードを向上し、ヒューマンエラーゼロの体制を確立した。また、ノーコードによる画面開発が可能なため、プログラミングの専門知識を必要とせず、自社独自の複雑な受注・承認フローを短期間でシステム化することができた。

 同社グローバル事業本部の中澤俊一郎氏は、顧客マスタや取引履歴などのデータベース構築が可能となったと振り返る。今後は、蓄積したデータベースを基盤に将来の引き合いに対して、どの仕様でどれだけ受注すれば利益が最大化するかなどを予測する機械学習モデルの構築や活用を進めていくとし、こうしたDXの中核となるデータサイエンスの取り組みを通じ、営業活動の高度化と営業部全体の生産性の向上につなげていきたいと話している。

ニュースリリース