SHIFT、商談可視化で議事録工数約90%削減

2026年6月3日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 SHIFTは、オンラインおよび対面商談に付随する業務の効率化を目的に、音声解析AIを活用したシステムを導入した。6月2日、Web会議解析AI「MiiTel Meetings」などを提供するRevCommが発表した。2025年8月末の導入から約2カ月で、議事録作成工数が約90%削減された。

 SHIFTはソフトウェア品質保証やテストを起点とし、現在はDX関連事業を含む幅広いサービスを展開している。ソリューション営業部では、IT資産管理ツール「ワスレナイ」など自社開発製品の営業を担当している。導入前は1件の商談につき約30分の議事録作成時間を要し、録音できない商談では担当者の記憶に依存した記録となるケースもあった。その結果、議事録の精度や詳細度にばらつきが生じ、商談内容を組織的に共有・活用する仕組みも十分とはいえなかった。

 こうした状況を踏まえ、同社は付帯業務にかかる時間を削減し、顧客対応や商談の質の向上に集中できる体制を整えることを目的に複数ツールを比較検証した。その結果、音声解析AIを用いたシステムを採用した。議事録作成や商談分析などの機能を備え、営業支援システムとの連携を前提に自動で議事録を生成できる点、導入しやすいコストである点などを評価した。導入したのは、Web会議解析AI「MiiTel Meetings」、対面会話解析AI「MiiTel RecPod」、業務アシスト生成AI「MiiTel Synapse Copilot」の3製品である。

 運用面では、特定の営業部門においてすべての商談をこれらのツールで記録・可視化し、活動状況を共有する体制を整備した。ハイパフォーマーの商談データを分析し、ヒアリングやクロージングの進め方の特徴を抽出し、ロールプレイングや振り返りに活用している。これにより、個人に依存しがちな営業ノウハウを部門全体で共有しやすくした。また、トピック判定機能を用いて商談内で各商材のキーワードが適切に使われているかを確認し、クロスセル提案の実施状況も把握している。商談後の案件状況の整理にはAI機能を活用し、営業担当者のセルフコーチングにも役立てている。

 システム活用による具体的な効果として、議事録作成時間は1件あたり約30分から約3分に短縮され、議事録作成工数は約90%削減された。これにより創出された時間を顧客対応に振り向けた結果、顧客対応件数は約20%増加している。また、会話データを通じて担当者ごとの話速や抑揚といった特徴を把握できるようになり、営業活動の改善に活用している。

 同社は今後、蓄積されたデータを最大限活用しながら、個々の営業担当者のパフォーマンス向上に取り組む。ツールを横断した分析体制を構築するとともに、備品物品管理サービス「ナクサナイ」の提案も強化し、クロスセルの機会を増やすことで顧客への提供価値の拡大を目指す。

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