鉄鋼大手の神戸製鋼所は、グループ経費管理システム「Ci*X Expense」におけるシステム活用の最大化や入力ミスの発生防止を目的に、テックタッチが開発・提供するデジタルアダプションプラットフォーム「テックタッチ」を採用した。6月24日、テックタッチが発表した。新規システム導入時に課題となるユーザーの迷いを画面上の操作ガイドで解消し、経費管理の透明性確保と業務効率化を推進する。現場での入力ミスや管理部門への問い合わせを未然に防ぐことで、現場と管理部門の双方における事務負担の軽減、処理の標準化とガバナンスの両立につなげている。
神戸製鋼所は、素材系、機械系、電力の3事業を軸にグローバルに生産活動を展開する企業だ。同社は2025年に創業120周年を迎え、経営基盤の強化に向けて600億円規模のDX投資を進める「変革(KOBELCO-X)」を掲げている。その一環として、グループ全体における経費精算と支払業務の効率化やガバナンス体制の強化を目的に、新システムの導入を進めている。
しかし、新しい業務システムを導入する際には、従業員の操作不慣れに伴う入力ミスの多発や、それに伴う管理部門への問い合わせ対応の増大が課題となる。正確性と再現性が厳格に求められる資金決済業務で、現場の混乱を防ぎつつシステムの定着をスムーズに進めるための施策を必要としていた。
選定では、2023年2月に公表したERP「SAP ERP」の統合刷新以降、すでに複数の社内システムでテックタッチを導入してきた実績を評価した。既存システムにおける安定した稼働実績と導入効果を踏まえ、これから展開するシステムの利活用を進め、従業員のDX体験の向上に寄与する共通ソリューションとして最適と判断し、採用を決めた。
テックタッチの導入で、従業員が処理の過程で迷いやすいポイントに対して、ノーコードで画面上に直接操作ガイドを実装できる環境が整った。これにより、必要な情報を必要なタイミングで提示でき、現場での入力ミスや管理部門への問い合わせを未然に防げるようになる。表示内容は稼働後も状況に応じて柔軟に更新できるため、従業員が自力で問題を解決できるサポート体制が確立された。
同社財務経理部資金決済グループ長の斎藤氏は、「経費精算や取引先への支払は、処理のスピードだけでなくルールに沿った正確性と再現性が求められる。テックタッチは従業員が迷う部分を画面上で補い、現場と管理部門の双方の負担を軽くできる。今後も表示内容を機動的に更新し、従業員の自己解決を後押しして標準化とガバナンスの両立を支えていきたい」とコメントしている。今後は、今後導入を予定している他のシステムにおいても利活用を進めていく。