マルサンアイ、商品企画の資料作成時間を半減

2026年6月30日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 マルサンアイは、商品企画業務におけるコンセプトシート作成の工程にAIエージェントを導入した。6月29日、同社が本取り組みについて発表した。システム基盤には法人向け統合AIエージェント基盤「OPTIS One」を活用し、その提供およびシステム構築支援はオプティスが担っている。同システムを利用して、情報収集や分析、資料化に要する時間を約49%削減した。

 マルサンアイは、大豆を主原料とするみそ・豆乳、無菌充填技術を活かした飲料などを製造・販売する食品メーカーだ。同社はDX推進施策の一環として、商品企画業務におけるコンセプトシート作成をAIエージェントで支援する取り組みを2026年6月から開始した。商品企画業務においては、コンセプトシート作成にかかる情報収集や資料化に多くの時間を費やし、担当者が企画の検討や意思決定に集中しにくい課題を抱えていた。課題解決に向けて導入されたAIエージェントは、一般的な対話型AIとは異なり、業務知識や判断軸を組み込んだ業務特化型のシステムだ。選定にあたっては、業務文脈を整理して一貫した前提に基づいた意思決定を支援できる点が評価された。

 導入効果として、コンセプトシート1件あたりの情報収集・分析・資料化に要する時間は、導入前の平均34時間から導入後は平均17.5時間へと短縮された。削減により創出された時間は、生活者ニーズの深掘りや商品コンセプトの磨き込み、関係部門との議論に充て、企画業務の質的向上を目指す。今回の施策は、全社ベースで企画書作成にかかる調査・資料化コストを5%削減する公表KPIに直結するものだ。今後は商品企画での成果を起点に、AIエージェントの活用領域を段階的に全社へ拡大し、業務変革を進めていく。

 マルサンアイ代表取締役社長の稲垣宏之氏は、「今回の導入により、担当者がより深い企画検討に集中できる環境が整いつつある。今後もDXを通じて業務変革を進め、食を通じて社会に貢献していく」とコメントしている。

ニュースリリース