エフ・オー・プランニングは、ファイルフォースが提供する法人向けクラウドストレージ「Fileforce」を採用した。7月23日、ファイルフォースが発表した。従来のVPNとNASを中心とした運用から移行し、全国拠点を結ぶファイル共有基盤の安定化を図った。導入により月1回程度発生していた接続不調を解消したほか、共有Excelの編集待ちやメール容量の逼迫といった日常業務の課題改善につなげている。
全国で人材サービス事業を展開するエフ・オー・プランニングは、各拠点をVPNで接続し、本社に設置した1台のNASを全社で利用する構成でファイル共有を行ってきた。しかし、VPN経由の通信による速度低下や物理機器に依存した障害リスクが課題となっていた。実際に月1回ほどの頻度で接続不調や停止が発生していたほか、利用者の追加設定でNASの再起動が必要になるなど、全社で利用する基盤としての運用に限界を迎えていた。
現場の業務面でも、特定の担当者が共有Excelを開いたままにすることで他の利用者が編集できない問題や、大容量ファイルをメール添付で送れない問題が頻発していた。こうした作業の停滞が日常的に発生していたため、同社はファイル共有基盤の見直しに着手した。
製品の選定にあたっては、ランサムウェア対策を備え重要データを守る基盤として評価されたほか、専用ドライブ機能「Fileforce Drive」により標準のエクスプローラーから従来の操作感を維持して利用できる点が決め手となった。ITリテラシーを問わずスムーズに利用できる点に加え、ユーザー数無制限の料金体系により、約400名規模での全社展開やグループ会社連携を見据えやすいことも後押しした。
データ移行の実施にあたっては、単なる移し替えにとどめず、各部署で不要なファイルを選別しながら手動で整理を推進。約6か月間の旧NASとの並行運用を経て、移行前に約2TBあったデータ量を約1TBまで集約し、環境の適正化を図った。
導入後は、安全な共通基盤上で拠点間やグループ会社間のデータ共有が一元化された。大容量ファイルの送信には共有リンクを活用することでメール添付が減り、メールボックス容量の逼迫に伴うトラブルが解消された。さらに、Microsoft Officeオンライン連携の定着により、会議室予約や採用進捗管理などで用いる共有Excelの同時編集が可能となり、ファイルが開いたままになり作業が滞る問題も解消している。