高齢者向けシェアハウスを運営するクラブマンは、アンドエルが提供する法人向け健康支援サービス「アンドエルワーク」を採用した。9月15日、アンドエルが発表した。現場業務が中心となる従業員に対し、オンライン診療や健康相談窓口を提供することで心身の健康維持を後押しする。利益を従業員へ還元する経営方針の一環として福利厚生の拡充を図る。
クラブマンは2024年4月に設立され、神奈川県横浜市を拠点に、有料老人ホームや居宅サービス事業所を運営する。神奈川県内では、住宅型有料老人ホームに当たる高齢者向けシェアハウスを3施設運営しており、職員の職場環境や待遇、福利厚生の改善を重視している。
介護や福祉の現場では対面でのケア業務が中心となるため、勤務時間中に医療機関を受診したり自身の健康管理に時間を割いたりすることが難しいという課題があった。また、身体的な負担だけでなく精神的なストレスや個人的な悩みを抱え込みやすい業務特性もあり、従業員の心身の負担をいかに軽減し、孤立させずに支える体制を築くかが組織運営上の焦点となっていた。
こうした背景から同社は、従業員の健康を会社として支える仕組みの検討を開始した。選定にあたっては、従業員の健康支援が利益還元の理念に合致することに加え、現場勤務が主体の働き方であってもスマートフォンなどから予約から受診までをオンライン上で完結できる利便性を評価した。さらに、医療機関の受診にとどまらず、心身の健康相談や第三者に悩みを打ち明けられる外部窓口を従業員に提供できる点が後押しとなり、採用に至った。
採用されたアンドエルワークは、従業員の心身の健康を包括的に支援する法人向け健康支援サービスだ。オンライン診療をはじめ、メンタルヘルスやプライベートな悩みを相談できる「アンドエル相談室」、組織の状態を可視化するストレスチェックやパルスサーベイ、健診代行、産業医紹介サービスや外部通報窓口などを一括して提供している。
今回のサービス利用開始により、クラブマンの従業員は現場業務の合間や私生活の時間を活用してオンライン診療や各種相談サービスを利用できる環境が整った。通院に伴う移動や待ち時間の負担を軽減し、不調の早期発見や対処につなげる。同社では、医療や相談のアクセスを向上させることで従業員が安心して働き続けられる環境を整え、現場の定着率向上や組織力の強化につなげる。