ホクショー、基幹システムを補完し社内調整を効率化 追加開発のコスト抑制

2026年9月18日12:29|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ホクショーは、ディサークルのDXソリューション「POWER EGG」を活用し、基幹システムやSFAを補完する全社共通の業務基盤を整備した。9月17日、ディサークルが発表した。独自開発の基幹システムを都度改修することなく、部門横断の情報共有と承認・確認プロセスをPOWER EGG上で運用できるようにし、追加開発に伴うコストと工数の抑制につなげている。

 ホクショーは、垂直搬送機や仕分け搬送機などの物流機器、各種自動化装置の開発・製造・販売を手掛ける物流システムの専業メーカー。見積もりから工場の製造工程管理、会計管理までを独自開発の基幹システムで担い、営業の受注管理にはSFAパッケージ製品を利用している。一方で、受注生産による個別対応が多いことから、引き合いから製造依頼に至る各工程における営業部門と技術部門の確認作業や、納品までのチェックリスト管理といった付帯業務への対応が課題となっていた。基幹システムを都度改修して対応するには、多大なコストと工数がかかる懸念もあった。

 そこで同社は、基幹システムやSFAに確定情報を登録する前段階の社内プロセス管理や、他部署との連携を補うツールとして、POWER EGGの活用を進めた。2013年に営業部門で利用を開始し、2015年には全社へ展開した。

 具体的には、汎用申請ワークフローを用いて、受注判断が難しい案件の新規取引申請や見積もり、受注決裁の承認ルートを整備した。標準仕様では対応が困難な案件について工場の技術部門へ相談や支援を依頼する際にも、同ワークフローで確認を行っている。

 部門間の進捗管理や上長との確認事項など柔軟な共有が求められる業務については、現場部門が自らWebデータベースを作成して運用している。確認作業向けのデータベースは月間1000件を超えるレコードが作成されるなど、高頻度で活用されている。さらに、受注から売上計上までに必要な社内処理の漏れを防ぐチェックリストとしてもWebデータベースを活用し、一部項目では外部DB参照機能を使って基幹システムのデータを参照し、POWER EGG上で確認を完結できるようにした。

 加えて、同社はPOWER EGGを業務ポータルとしても位置付けている。基幹システムに蓄積された顧客マスターや要因分析、後追い情報などを毎朝バッチ処理で抽出し、Webデータベースへ反映。営業担当者や経営層がスマートフォンやPCから必要な情報を横断的に確認できる環境を整えた。また、ExcelとREST APIを組み合わせ、人事異動に伴う社員情報や年間休日カレンダーを、基幹システムとPOWER EGGへ一括反映する仕組みも構築した。

 今後は、現場でのセミナーなどを通じて社内全体のITリテラシー向上を図り、Webデータベースを活用した業務改善をさらに推進する方針だ。あわせて、紙ベースのやりとりが残る工場の製造現場に対しても、納得感を持ってITツールを活用してもらえるような施策の検討を進める。

ニュースリリース