Progate、New Relic導入でプログラミング学習サービスを安定稼働 ユーザー体験向上へ

2024年9月9日08:45|ニュースリリース公開日 2024年6月25日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 オンラインプログラミング学習サービスを手がけるProgateは、New Relicが提供するオブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」を導入した。6月25日、New Relicが発表した。サービスの安定稼働や障害の迅速なリカバリーを実現し、ユーザー体験の向上に役立っているという。

 Progateは2014年のサービス開始以降、プログラミング未経験者にも分かりやすい学習サービスとしてユーザー数を伸ばしており、現在、100カ国以上で320万人以上が利用しているという。随時サービスのラインアップも拡充している。

 サービス規模が急拡大する中で、ユーザー体験に影響を及ぼすパフォーマンス指標の把握が困難となり、システムのエラーや障害の検知・修正が遅れるという課題が顕在化したという。Progateのサービスでは、一般的なWebサービスとしての構成に加え、Dockerを使ってユーザーごとに独立した演習環境を提供しているが、利用者数が急増する中で、ユーザーごとの環境を個別に監視するのは困難だった。

 こうした課題のソリューションとしてNew Relicを採用。多数のユーザーが同時に接続した場合の安定性など、サービスの稼働状況を可視化し、監視できる体制を整えた。これにより「見慣れないエラー通知からシステムの稼働状況、性能特性の変化、エラーログまで、さまざまな情報をシステム全体にわたって収集できるようになり、(エラーや障害の)迅速な原因特定が可能になるなど、顕著な効果が得られている」としている。

 Progateは一連の経験を生かし、New Relicと協業でNew Relicの学習コンテンツも制作し、無料で提供している。Progate CEOの加藤將倫氏は「New Relicの活用方法や導入効果については実際に利用している当社だからこそ深く理解している。オブザーバビリティの重要性を伝え、学習者の技術力向上に貢献したい」と話している。

ニュースリリースURL
https://newrelic.com/jp/press-release/20240625