行橋厚生病院、患者情報の流出防止へ「RunDX」で外部デバイス制御を強化

2026年2月18日20:52|ニュースCaseHUB.News編集部
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 医療法人財団つばさ 行橋厚生病院は、患者の個人情報を保護する情報漏洩対策として、ラネクシーのデバイス制御ソフトウェア「RunDX」を採用した。2026年2月18日、ラネクシーが発表した。USBメモリ等の外部デバイス利用をシステム的に統制することで、機密性の高い情報の持ち出しリスクを低減し、医療ガイドラインに準拠した安全な運用体制を確立した。

 福岡県行橋市で精神科医療の中核を担う同院は、患者のプライバシー保護を最優先事項として、以前から外部デバイスの管理を重視してきた。医療機関には厚生労働省のガイドラインへの対応が求められる中、同院では既存の制御ソフトの運用性やサポート体制に課題を感じていた。そこで、国内ベンダーによる迅速な支援と、医療機関での豊富な導入実績を評価し、RunDXへの刷新を決めた。

 2025年3月の正式契約後、検証を経て院内のPC約60台へ順次導入を進めた。RunDXの活用により、USBメモリや外付けドライブの使用、Wi-Fi接続などを原則禁止とし、情報の意図的な持ち出しや誤操作による流出を未然に防ぐ環境を構築した。管理画面上で各デバイスの接続状況が一目で把握できるため、学会資料の取り込み等で一時的に使用を許可する際の操作ミスも防止でき、管理負担の軽減にもつながっている。

 今後は、PCの入れ替えに合わせて適用端末を拡大するほか、スタッフへのセキュリティ教育と並行して、システムによる確実な統制を継続する方針だ。行橋厚生病院事務係長の佐々木剛氏は、「利用者や管理者が使いやすい製品を導入することで、意図しない漏洩の防止につながる。デバイスを接続できない環境を維持することは、セキュリティ対策として非常に効果的だ」としている。

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