日本大学三軒茶屋キャンパスは、教職員のマイナンバーを安全に管理するため、デバイス制御ソフト「RunDX」を採用した。10月8日、同製品を提供するラネクシーが発表した。従来利用していたツールのOS未対応という課題を解決し、Windows 11環境でマイナンバーを確実に保護する。ログ取得による状況把握も可能になり、セキュリティと利便性の両立を図った。
同キャンパスでは、2015年のマイナンバー制度開始以来、専用PCとUSBメモリを使って教職員や臨時職員のマイナンバーを管理してきた。しかし、Windows 10のサポート終了(EOS)に伴いPCをWindows 11搭載機に更新するにあたって、既存のデバイス制御ツールがWindows 11に未対応である点が課題となっていた。
そこで同キャンパスはRunDXへの切り替えを決定。2025年3月に採用を決め、5月には導入を完了した。ファイルの持ち出し状況を直感的に確認できるダッシュボードや、分かりやすい設定手順など、ITの専門家でなくても利用しやすいシンプルな操作性を評価した。
RunDXの導入により、最新OS環境でもマイナンバーを安全に管理できる体制を実現したという。また、デバイスの操作ログを取得できるようになったことで、インシデント発生時にも迅速な状況把握が可能になった。日本大学では本部でもRunDXへの切り替えを進めており、大学全体で統一された環境でのセキュリティが確保されることへの安心感も大きいとしている。