学校法人羽黒学園 羽黒高等学校は、校務の進捗管理と規律意識の向上を目的に「コンプル」を採用した。6月16日、コンプルを提供するThinQ Healthcareが発表した。
羽黒高等学校では、校内のタスク管理方法が統一されておらず、教職員が手帳や独自のスプレッドシートで個別にタスクを管理していた。これにより、校務全体の進捗状況が把握できず、誰がどの業務を担当し、締切がいつなのかも可視化されていない状態が続いていた。その結果、期日遅れが常態化し、組織全体の業務規律の低下が課題となっていた。
同校は業務の効率化と透明性の高い体制構築を目指し、タスク依頼や催促業務を自動化するSaaS「コンプル」の導入を決めた。選定理由としては、ITツールに不慣れな教職員でも直感的に操作できる点や、「未対応をなくす」リマインド機能が現場の課題解決に直結すると判断した点、シンプルな機能構成による迅速な効果への期待が挙げられている。
導入後、教職員は抵抗感なく利用を始めている。校務と期日がコンプル上で可視化・共有されるようになり、校内のタスク管理基盤が整備された。さらに、情報共有の活性化や個々のタスク状況の把握が進み、より規律正しい校務遂行への変化が生まれている。特に「期日を守る」意識が著しく向上したことが大きな効果として挙げられる。
羽黒高等学校は、コンプルの活用を通じ「約束を守る」組織風土の定着が重要であり、それを実現する上で同サービスが大きな力になると評価している。共通のプラットフォームで校務と期日を可視化・共有することで、自然と期日への意識が高まり、学校全体の規律や信頼性向上につながるとしている。今後は、コンプルを単なる校務管理ツールとしてだけでなく、組織としての約束を守る文化を醸成するための手段として活用し続けることを考えている。
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