エレコムは、成長戦略の基盤として導入した顧客管理システム「Salesforce」の定着と将来的な運用の内製化を目的に、セールスイネーブルメントが提供する定額制運用支援サービス「アドミンニンジャ」を採用した。7月13日、セールスイネーブルメントが発表した。導入直後の運用体制における課題を解消し、社内人材のスキルアップとスムーズな業務運営の両立を進める。
日本のコンピュータ/デジタル機器周辺機器メーカーであるエレコムは、3000億円企業の実現に向けた成長戦略の基盤としてSalesforceを導入し、既存システムからの移行を完了した。しかし、実際の運用を開始する段階で、チームメンバーごとのシステム理解度の違いや、引き継ぎに伴うドキュメント整備、部署内の体制変化への対応といった課題に直面した。将来的な自社運用を目指すものの、導入直後の限られたリソースでチームのスキルアップと日々の運用を同時に行うことの難しさが浮き彫りになっていた。
外部サポートの選定にあたっては、すべてを委託する場合の高額なコストと、内製化を前提とした場合のパフォーマンスへの不安が比較検討された。その結果、定額制でコストの見通しが立ちやすく、フルリモートで柔軟に対応できる専門性の高さを評価し、アドミンニンジャの採用を決めた。
契約開始後の1か月間は、ベンダーから引き継いだSalesforce管理業務の棚卸しを実施した。業務を一つずつ整理し、自社で対応する領域と外部に委託する領域を明確に分類したことで、体制変更による混乱の中でも安心して運用を開始できた。
日常的な運用では、質問に対する迅速な回答に加え、本番環境での設定変更に対するユーザーテストを含めたアドバイスが評価されている。他社事例や一歩引いた目線からの提案、将来的な設計リスクの事前指摘により、システム構築における失敗を防いでいる。また、週単位での対応タスクや作業時間、残り工数を可視化する情報共有の仕組みも、業務進行の安心感につながっている。
エレコムは、Salesforceの導入をゴールとせず、その先の定着と活用、内製化を見据えたサポートにより、本来の目標に向けて迅速に動く体制が整ったとしている。今後も同様の伴走支援を活用しながら、システムの活用度を高めていく。