ライオンがSalesforceのConsumer Goods Cloudで販促活動を効率化

2025年1月9日10:06|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ライオンは、セールスフォース・ジャパンの「Consumer Goods Cloud」の新機能である「トレードプロモーション管理」を採用し、営業活動の変革とデータに基づいた営業プロセスの確立を目指す。1月8日、セールスフォース・ジャパンが発表した。

 国内の消費財業界では、少子高齢化による労働人口の減少を背景に、営業効率と利益効率の向上が課題となっている。消費者の生活スタイルの多様化が進む中で、市場で選ばれ続けるには、ブランド力と事業基盤の強化が不可欠だ。ライオンは、「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する」というパーパスを起点に、「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」という経営ビジョンの実現に向けて、事業基盤の変革に取り組んでいる。

 ライオンが採用したトレードプロモーション管理は、営業活動の計画から実行、モニタリング、精算までを一気通貫で管理できる。これにより、これまで分散していたツールによるデータのサイロ化を解消し、販促活動の最適化を図る。さらに、経営指標に基づいた営業部門の指標確立と営業管理体制の改革に貢献することが期待されている。導入は、アビームコンサルティングが支援する。

 ライオンの上席執行役員ヘルス&ホームケア営業本部長の三國正晴氏は、「これまで営業活動・販促費管理で活用してきたSalesforce製品に新たに追加された機能を活用することで、セールスプロモーションの費用対効果の向上を可能とするなど営業活動の拡充・進化を図る」と述べている。

 ライオンは、今回の「トレードプロモーション管理」の導入で、営業活動の効率化と販促活動の最適化を進め、市場への更なる価値提供を目指す。

ニュースリリース