法人向け名刺管理サービス「Sansan」などを提供するSansanは、サイバーセキュリティ体制の強化とリスク削減を目的として、セキュアワークス(Secureworks)のXDRプラットフォーム「Secureworks Taegis XDR」とマネージドサービスの「Taegis ManagedXDR」を採用した。セキュアワークスが5月22日に発表した。
SanSanは日本国内でサイバー攻撃の脅威が増加する状況を受けて、クラウド環境全体の脅威検知能力を強化しているという。Taegisの導入により、AWSや「Azure AD」などのクラウドサービス、本社や各拠点に配置された約数千台のエンドポイントを統合的に監視している。TaegisのAI機能で誤検知を自動的にフィルタリングすることで、重要なサイバーイベントへの対応時間の短縮とサイバー防御の強化を実現したとしている。
Sansan技術本部情報セキュリティ部CSIRTグループ兼情報セキュリティマネジメントグループの佐藤健太氏は「セキュアワークスを導入する前は、IDの不正利用など対処すべきリスクも増加していた。Taegis XDRを使用することで悪意のある行動を検知し、ビジネスに影響を及ぼす前に対処できるようになった」とTaegisを評価している。