三菱電機エンジニアリング、SAP ERP導入効果の可視化で業務改善に着手

2024年12月9日12:02|ニュースCaseHUB.News編集部
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 三菱電機エンジニアリングは、富士通の可視化・分析サービスを活用し、SAP ERP導入効果の可視化と業務改善に取り組んでいる。富士通が12月6日発表した。

 三菱電機エンジニアリングは2022年に一部領域においてSAP S/4HANAの稼働を開始した。2025年のサポート終了を控え、バージョンアップを検討するにあたり、現行システム導入時に構築した業務フローの妥当性や活用度を評価する必要があった。しかし、大規模プロジェクトを再度立ち上げるのはハードルが高く、業務部門主体のヒアリングではSAPを適切に使いこなせているかの評価が難しかった。

 そこで、業務プロセスを可視化し客観的に評価するため、プロセスマイニングツール「SAP Signavio」を導入。富士通独自の分析サービスにより、プロセスマイニングと連動して業務評価や課題抽出を行い、改善に向けた整理を行った。領域ごとに簡易アセスメント、詳細分析を実施し、業務部門と協力しながら課題解決策を選定した。

 Signavioの多彩な機能やコネクタ、アクセラレーターにより、1カ月という短期間での課題抽出に成功した。具体性のある客観的データを用いることで、業務部門の納得も得ながら根本的な改善ポイントを洗い出すことができた。また、業務ごとに小規模チームを立ち上げることで、現場部門との一体感が生まれ、業務改革を円滑に推進できる体制を構築できた。

 三菱電機エンジニアリング 情報システム部 業務システムグループマネージャー 一之瀬貴宏氏は、富士通を選定した理由について「他社がツールの使い方やプロジェクトの進め方の支援に重きを置いているのに対し、富士通は分析自体をサービスとして提供している点が大きなポイントだった」とコメントしている。

 現在、販売・購買領域の簡易アセスメント、詳細分析が完了しており、今後は会計領域へと分析範囲を拡大していく予定。分析結果をもとに、業務部門と協力しながら課題解決策を選定し、最適な基幹システムやデジタル基盤の構築を目指している。一連の取り組みを単発のプロジェクトで終わらせるのではなく、継続的に改善プロセスが回るライフサイクルとして定着させるため、仕組みやルール(組織体制も含む)の整備も進めている。

ニュースリリース