味の素のグループ会社のタイ味の素は、データドリブン経営の実現を目指し、SAP S/4HANA、SAP Analytics Cloud、SAP Datasphereを導入した。2023年9月15日、SAPジャパンとアビームコンサルティングが発表した。
味の素グループは、2023年2月に新パーパスを「アミノサイエンスで、人・社会・地球のWell-beingに貢献します」へと進化させ、全社のマネジメント変革に取り組んでいる。タイ味の素は、ASEAN地域における最重要拠点であり、全社マネジメント変革の一環としてデータドリブン経営の実現、基幹システムの保守期限対応などを背景に、SAP S/4HANAへの移行、SAP Analytics Cloud、SAP Datasphereを導入した。システム導入、開発はSAP支援のもとアビームコンサルティングが推進した。
今回の導入により、S/4HANAなどにあるデータをAnalytics CloudとDatasphereを連携させ、複数軸での業績管理と分析、予算、見込みデータと連携した予測シミュレーション機能が利用できるようになった。また、S/4HANAへの移行に伴い、クラウド化とアドオン削減も実施したことで、維持運用コストも大幅に削減した。
タイ味の素は今後、予測・機械学習を含めたSAPのソリューションを最大限に活用し経営管理の高度化を図り、更にタイ味の素のソリューションを他のASEAN拠点へ展開することも見据えている。
ニュースリリースURL
https://news.sap.com/japan/2023/09/ajinomotothailand_ab_datasphere/