コアコンセプト・テクノロジー、SAP S/4HANA Cloudで経理業務を高度化

2024年9月18日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 コアコンセプト・テクノロジーは、基幹システムにSaaS型の「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」を採用し、9カ月という短期間で導入した。9月12日、SAPジャパンが発表した。

 2009年創業のコアコンセプト・テクノロジーは、DX支援サービスとIT人材調達支援サービスを提供している。15期連続での増収を実現している同社は、今後の事業規模の拡大を見据え、2020年から運用してきた中小企業向けのERPを、グローバルスタンダードのERPで刷新することを決断し、SAP S/4HANA Cloud Public Editionの採用を決めた。

 2023年2月からスタートしたSAP S/4HANA Cloudの導入プロジェクトは、9カ月という短期間で導入を完了し、周辺システムの整備が完了した2024年1月に本稼働を開始している。導入モジュールは会計、販売、プロジェクト管理、ポートフォリオ管理で、基本方針として業務をシステムに合わせるFit to StandardとERP本体をクリーンに保つクリーンコアを掲げ、ERPへの変更やカスタマイズは外部で行うSide-by-Sideのアプローチでアドオン開発を抑制している。

 SAP S/4HANA Cloudの本稼働から約半年が経過した2024年8月現在、これまでExcelで集計していた手作業の業務は大幅に削減され、当初の目的だった経理業務の高度化を実現しつつある。

 代表取締役社長の金子武史氏は、「業務の標準化とデータの一元化により、経営管理に必要な情報が早期かつ正確に把握できるようになりました。やはり手作業の削減には大きな効果があり、業務の生産性は飛躍的に向上しています。今後はさらなる正確性の向上を目指して業務をSAP側に寄せながら品質を高めていきます」と述べている。

 現在は、新たな顧客へのサービス提供に向け、SAP S/4HANA Cloudのみならず、その周辺機能の開発用プラットフォームであるSAP Business Technology Platform(SAP BTP)や、BIソリューションのSAP Analytics Cloudを自社で活用しながら、新たなスキルの獲得にも取り組んでいる。

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