デクセリアルズ、SAP SuccessFactorsでジョブ型人事制度を効率化

　デクセリアルズは、人事戦略の推進を支えるシステム基盤に、SAPジャパンのクラウド人事ソリューション「SAP SuccessFactors」を導入し本稼働を開始した。2023年9月22日、SAPジャパンが発表した。プロジェクト計画の策定、システム構築および導入後の運用では、アクセンチュアの支援を受けた。

　デクセリアルズは、「Value Matters 今までなかったものを。世界の価値になるものを。」という企業ビジョンのもと、スマートフォン、自動車領域等に、異方性導電膜（ACF）、光学弾性樹脂（SVR）、反射防止フィルムなど電子部品、接合材料や光学材料等の製造、販売をグローバルで展開している。

　同社は、持続的成長および企業価値向上を実現するための戦略（育成、獲得、配置）として、新たな人事制度「ジョブ型人事制度」を2023年4月1日より国内管理職層に導入している。導入目的は「最大の経営資源であり、価値創造の源泉である人材の可能性を最大限に引き出すこと」「会社と人材が対等なパートナーであることを明確にするとともに、相互に選び合い成長していく関係の構築を目指すこと」「グローバルスタンダードである『ジョブ型人事制度』を導入することで、国内外を問わず優秀かつ意欲的な人材の獲得を目指すこと」「各ジョブの職務と評価基準を明確にすることで、リモートワーク恒常制度の下、さらなる創造性と生産性の向上を図ること」としている。

　さまざまな人事制度の変革を支える人財マネジメント基盤を実現するソリューションに、SAP SuccessFactorsを採用した。採用理由は「グローバルでの人財マネジメントの豊富な実績と他社と遜色ないわかりやすいUI」「必要な機能から段階的に導入することで、確実な導入と将来の多様な機能拡張が可能」「SAP製品のテクノロジー実装を迅速かつ簡素化するために、アクセンチュアの持つインテリジェントなツールや共用テンプレートなどが集約されたデジタル統合プラットフォームである『Accenture myConcerto』を最大限活用することで短期間での導入を実現可能」であるため。

　2022年9月より導入プロジェクトを開始し、2023年4月にフェーズ1として国内向けに本稼働を迎えた。今後は、安定した運用体制の確立と、グローバル人員への展開や業務スコープの拡張等、段階的な利用範囲の拡張に注力していき、人財戦略の実現に向け、さらにソリューション展開を推し進めていく。

ニュースリリースURL
https://news.sap.com/japan/2023/09/0911_dexeriars-sfsf/