みずほ銀行、SAPの接続基盤でアジアの資金管理を効率化 邦銀初の導入

2026年6月4日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 みずほ銀行は、企業の資金決済に関わる複数銀行との接続を効率化するため、SAPのマルチバンク接続基盤「SAP Multi-Bank Connectivity」を採用した。6月2日、SAPが発表した。邦銀として初めての導入となり、まずはアジア太平洋地域からサービス提供を開始する。複数銀行との取引情報に伴うシステム接続や運用の複雑さを抑え、グローバルに事業を展開する企業の資金管理業務の効率化を支援する。

 企業が複数の銀行と取引を行う際、資金決済における接続や運用の複雑さが課題となっている。特にアジア太平洋地域で事業を展開する企業にとって、効率的かつ安全な接続手段の確保とともに、資金管理サービスの高度化が求められていた。みずほ銀行は、世界の商取引の多くに関わるSAPの顧客企業に対して利便性の高いサービスを提供するため、同基盤への参画を決めた。

 採用にあたっては、企業が自社の基幹システムと複数の取引銀行を単一の標準チャネルを通じて接続できる仕組みを評価した。これにより、支払指示や入出金情報の取得、取引処理状況の確認といった取引情報のやり取りをスムーズに行えるようになる。みずほ銀行は同基盤におけるメンバーバンクとして参画し、企業の既存の財務システム環境との円滑な接続を実現する。

 新サービスの導入により、決済処理の自動化やリアルタイムでの可視化、データ連携の自動化が可能になる。これにより、企業は流動性をより効果的に管理し、変化の激しい環境下でも機動的な対応が期待できる。アジア太平洋地域における一部地域から順次サービスを展開し、顧客企業の財務管理の仕組みの中でみずほ銀行を利用しやすい環境を整える。

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SAP MBCを用いた資金決済に関わる複数銀行の接続イメージ

 今後は、本提携を通じてアジア太平洋地域における先進的なトランザクションバンキングパートナーとしての位置づけを強化していく。また、企業の業務プロセスに金融機能を組み込むエンベデッドファイナンスの進展に向けた取り組みも進める。日本国内でのサービス提供については、関係各所と連携しながら今後の可能性を引き続き検討していく。

 みずほ銀行アジアパシフィック地域本部長兼常務執行役員の材木孝一氏は、「より標準化された接続を通じて、法人のお客さまへの資金管理サービス提供力を高める。顧客が既存の財務管理の仕組みの中でみずほ銀行を利用しやすい環境を提供し、迅速なサービス導入や柔軟性の向上、日々の資金管理業務の機動性向上を支援する」と話している。

ニュースリリース