寺崎電気産業、SAPのクラウドERPで次世代経営基盤構築へ

2024年9月9日08:50|ニュースリリース公開日 2024年7月8日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 寺崎電気産業は、次世代の経営基盤としてSAPのクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を中核とするクラウドオファリング「RISE with SAP」を採用し、7月にシステム構築プロジェクトを開始した。7月8日、SAPジャパンが発表した。

 同社は配電制御システム、ブレーカー、電子デバイスなどを製造する船用工業メーカーで、2023年に創業100周年を迎えた老舗企業だ。近年、労働力不足や環境問題への対応など、急激に変化する事業環境の中でいかに持続的な成長を実現するかが経営課題になっており、新しいテクノロジーを随時活用できる経営基盤の整備を検討し始めた。

 従来はSAP ERPを利用してきたが、AIや機械学習などの先進テクノロジーを活用できるDX基盤としては、クラウド版が最適と判断。グローバルでも実績豊富な「SAP S/4HANA Cloud Private Edition」の採用を決めたという。

 新システムでは、業務の可視化とボトルネック作業の改善を図るとともに、RPAを用いた属人業務の自動化、安全在庫の最適化、生産計画の最適化、分析業務の自動化など、生産性の向上を目指す。

 現行システムからの移行は、業務をできる限り標準機能に近づける方向で進める予定だ。また、新システムの導入を契機に従業員のIT活用のためのトレーニングやリスキリングを強化し、全社でDXに取り組む風土を醸成するとしている。

ニュースリリースURL
https://news.sap.com/japan/2024/07/0708-terasakidennkisangyo-rise/