八芳園は8月1日、顧客体験向上を目的として、SAPジャパンのマーケティング・オートメーション・ソリューション「SAP Emarsys Customer Engagement」を導入したと発表した。システム構築はKeepAliveが担当し、3カ月で稼働を開始した。
婚礼・宴会事業やMICE事業、地域プロデュースなど多角的に事業を展開している同社は、顧客との長期的な関係構築を図るため、顧客データの一元管理とマーケティング自動化を目的として、新たなプラットフォームの導入を検討していた。従来のシステムでは複数のシステムが乱立し、顧客情報が分散。手作業での管理が必要となるなど非効率な状況だったという。
こうした課題の解決を目指してSAP Emarsys Customer Engagementを採用した。大規模データ処理と将来的な事業拡大にも対応できる拡張性、セキュリティの高さ、APIで他システムとシームレスに連携でき、運用効率の向上が期待できる点を評価した。また、ヘッドレスで(バックエンドとフロントを分離して)利用できるため、スムーズな導入と運用が可能だと判断した。
八芳園はSAP Emarsys Customer Engagementで顧客データの一元管理を実現するとともに、ロイヤルティプログラム機能を活用して顧客満足度向上に取り組むとしている。
ニュースリリースURL
https://news.sap.com/japan/2024/08/0801_happo-en_sap-emarsys-customer-engagement/