大和総研、SKYSEA Client Viewで約1万台を一元管理 パッチ適用を自動化

2026年11月6日09:00|ニュース|CaseHUB.News編集部
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 大和証券グループの大和総研は、Skyのクライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」を導入し、シンクライアント7600台を含む9630クライアントを一元管理している。物理端末と仮想端末を同じツールで管理し、必要な操作ログを取得できるようにした。ソフトウェア配布機能で脆弱性対策のパッチ適用を自動化し、定型業務の負荷を大幅に減らした。11月5日、Skyが導入事例として公開した。

 大和総研は大和証券グループの中核企業として、システム開発・運用、リサーチ、コンサルティングの三つの事業を展開している。金融システムを支える大規模なIT基盤の構築・運用で培った技術や知見を生かし、グループ各社のほか、企業や官公庁のDXも支援している。

 同社は10年以上にわたり他社製のツールで端末を管理してきたが、セキュリティ強化に伴う仮想端末の増加などでIT環境が大きく変わり、実情に合わなくなっていた。物理・仮想合わせて1万台近い端末が稼働しており、その操作ログはセキュリティ対策やインシデント発生後の対応で重要な役割を果たす。しかし従来のツールでは一部の環境でログを取得できず、内製ツールと併用せざるを得ないなど、管理が煩雑になっていた。

 刷新にあたっては、一元管理による効率化と、端末の起動・終了など同社が必要とするログを収集できることを必須条件とした。SKYSEA Client Viewは当初から候補に挙がったが、必須要件だった画面ロック・解除のログを取得できないことが懸念だった。Skyに要望を伝えたところ、他社からも同様の要望が多く、標準機能として実装されることになり、採用を決めた。

 金融機関レベルのセキュリティ対策が求められる同社は、脆弱性対策に特に力を入れている。物理端末では、事前の検証に時間をかけるよりも脆弱性対策を優先し、メーカーからパッチが提供され次第、速やかに適用している。この負担を減らしたのが「ソフトウェア配布」と「検索グループ」の機能だ。保守契約ユーザー向けサイトで提供されるファイルを活用してスクリプトを設定し、ソフトウェア配布でスケジュール化して自動配布できるようにした。全社導入以外のソフトウェアは、インストールされている端末を検索グループでまとめ、一斉に配布できる。端末の種類や社員・パートナーで異なるポリシーの配布にも活用しており、定型業務の負荷が大きく減った分のリソースをほかの業務に振り向けられるようになった。

 取得した操作ログは自社のデータレイクに集約し、経営資源として活用する方法を検討している。現在は、端末の起動・終了ログをビルの入退出履歴や退勤申請のデータとともに内製のダッシュボードに送り、社員自身が申請内容と実態に差がないかを確認できるようにしている。働き過ぎやサービス残業を防ぎ、働き方の改善とコンプライアンスの順守につなげている。

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