ナブテスコ、全社稟議システムをSmartDBで刷新 外部委託コストを約50%削減

2026年11月6日09:00|ニュース|CaseHUB.News編集部
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 ナブテスコは、10年以上運用してきた全社稟議システムを、ドリーム・アーツの業務デジタル化クラウド「SmartDB」で刷新した。グループ会社や組織ごとに異なる100パターン超の複雑な権限管理をノーコードで構築し、約1500人が利用している。改修を社内で行えるようにし、2026年7月の運用開始から約3カ月で、システム改修の外部委託コストを従来比約50%削減した。11月5日、ドリーム・アーツが発表した。

 ナブテスコは、モーションコントロール技術で生産現場の自動化や陸海空の移動を支える機械部品メーカーだ。中・大型産業用ロボットの関節に使う精密減速機で世界シェア約60%、建物用自動ドアで国内シェア約60%を持つ。

 同社の全社稟議システムは、事業領域の拡大や国内外のグループ体制の変化に伴い、権限管理が複雑になっていた。オンプレミスのシステムに個別開発を重ねた結果、性能が低下し、改修や機能追加にかかる外部委託費や期間、仕様を把握する担当者への依存も課題になっていた。アプリケーションの保守サービスの終了を機に、外部ベンダーへの依存を抑え、社内で継続的に改修できるクラウドサービスへの移行を決めた。

 情報システム部は複数のノーコード・ローコード製品を比較し、概念実証(PoC)を経てSmartDBを選んだ。100パターン超の権限管理を個別開発に頼らずノーコードで構築できる柔軟性、開発担当者と利用者の双方にとっての操作性、全社の意思決定情報を扱うのに必要なセキュリティ水準と大企業での導入実績、将来は業務部門による市民開発にも広げられる拡張性を評価した。

 2026年7月に運用を開始し、全社に展開した。運用開始後の機能追加や改修は、情報システム部の担当者が主体となって対応している。組織変更や決裁ルールの見直しがあっても、外部ベンダーに頼らず社内ですぐに設定を変えられる。外部委託コストの削減に加え、画面表示や検索の応答速度は従来比約2倍になった。申請テンプレートで入力の手間を減らし、マスタの参照で表記揺れや入力ミスも減った。

 今後は社内で稼働している既存のワークフローも順次SmartDBに移す。生成AI機能「SmartDB Practical AI」を使った申請時の入力補助も検討している。中長期的には、現場担当者が自ら業務アプリを作り、改善できる環境を整え、全社で業務変革を続ける体制づくりを目指す。

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