三原市、SMS送信サービス「SMSLINK」を導入し、情報伝達手段の拡充と郵送費削減へ

2024年9月9日07:35|ニュースリリース公開日 2024年4月26日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 広島県三原市はネクスウェイのSMS送信サービス「SMSLINK」を全庁導入した。2024年4月26日、ネクスウェイが発表した。全国1788自治体のうち、SMS送信サービスの全庁導入は三原市が初となる(2024年3月時点)。三原市は「SMSLINK」の導入によって、市民への情報伝達手段の拡充を図るとともに、郵送の代替手段として活用することで、市民の多様化する情報受取ニーズに応えながら、高騰する郵券費の削減を図る。

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三原市

 三原市は、市民に対する個人を特定した各種の情報伝達を封書やはがきなどで行ってきた。しかし、市民のライフスタイルの多様化に伴う情報受取ニーズの変化を受け、封書やはがきの未着をフォローする職員の事務負担や、郵券費高騰によるコストの増加といった課題を抱えていた。そこで、手間やコストを抑え、特定の個人に対して連絡できるツールとしてSMSに着目し、「SMSLINK」の導入を決定した。

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広島県三原市の住民へのコミュニケーションツール一覧

 三原市が「SMSLINK」を採用した理由は、市民の携帯にSMSが届いた際に表示される電話番号を課別に設定可能ということに加え、CSVファイルのアップロード機能の柔軟性やLGWAN環境とインターネットの環境に違いがないためだという。またSMSは、「文量」や「表現(画像)」に制限があるが、「SMSLINK」は、PDF資料が添付でき、画像を見ていたなどのクリックカウントを取ることができるため、住民の閲覧状況を確認できることも採用ポイントとなった。

 三原市は「三原市では、住民への情報伝達手段として、公式LINEも活用しているが、SNSであるため、ダイレクトメールとして活用ができないということに課題を感じてた。そこで今期から開始した市民税の予約システムの予約リマインドをSMSで住民に通知することにより、リマインドと市役所からも住民をケアする流れを構築することができるようになった。今後はイベントの中止連絡や、母子健康関連の健診リマインドなどにも活用できるのではないかと考えている」とコメントしている。

ニュースリリースURL
https://www.nexway.co.jp/news/6653/