ファッション・コレクティブルマーケットプレイス「スニーカーダンク(SNKRDUNK)」を運営するSODAが、店舗向けクラウド在庫管理システム「ロジザードZERO-STORE」を採用した。ロジザードが2月14日に発表した。
SODAは、スニーカーダンクで人気を博しており、2023年より新たなコンセプトストア「HYPE DROP」をECと実店舗で展開している。ECを先行して立ち上げ、その後新宿に実店舗をオープンするにあたり、ECと店舗双方で柔軟な在庫のやり取りを実現したかった。
SODAはECのアプリも店舗もシームレスに在庫をコントロールするために、店舗で売れたらすぐに全体の在庫数を反映させ、その結果はアプリと連携させたかった。また、多店舗展開も視野に入れていたので、アプリ側の在庫も含め複数の店舗を連携できるシステムが欲しかった。
SODAでは、以前から倉庫でロジザードZEROを利用していたこともあり、これと連携できるシステムを探し、互換性のあるロジザードZERO-STOREなら導入もスムーズで問題なく使えると判断し導入した。
導入後はロジザードZEROとロジザードZERO-STORE、POSレジをつなぎ、入荷・出荷業務や在庫検索などを行っている。ECと実店舗の情報を共有するため、ECサイトの商品ページ管理に使用しているIDなどを商品マスタに入れることで、ECサイト側のadminデータと実店舗の在庫データの互換性が取れるように運用している。
ロジザードZERO-STOREは、アプリのカメラ機能でバーコードをスキャンし、各店舗の在庫の一元管理が可能となり、リアルタイムな在庫確認を実現している。SODA事業開発部門アライアンス部の菊田光紘氏は「ロジザードZEROとロジザードZERO-STOREは、SODAの現場を支える大きな基盤。スタートアップやベンチャー企業にとって、ニーズのあるサービスだと実感している」とコメントしている。
SODA事業開発部門ブランドビジネス部の島田智帆氏は、在庫管理に特化しているシステムなので、使いやすい点を評価している。倉庫と店舗が共通の商品マスタで管理できる点、在庫移動時のデータ管理が容易な点もメリットとして挙げている。在庫連携・ロケーション管理・売上分析機能をよく使っており、店舗と倉庫在庫を同時に検索できる「他店舗在庫照会」機能は、店舗スタッフも全在庫状況を簡単に確認できるため、顧客からの取り寄せ依頼もスムーズに対応できると述べている。