Sollatek UK、商業用冷蔵システムにIoTで効率化、リモート監視・管理機能を強化

2024年9月9日08:35|ニュースリリース公開日 2024年4月10日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 Sollatek UK が、グローバル展開する商業用冷蔵システムの管理効率化を目的に、ソラコムのIoTプラットフォーム「SORACOM」を採用した。4月10日、ソラコムが発表した。

 Sollatekは、電力の安定供給やアセットトラッキング、エネルギー最適化などに注力した製品を幅広く提供している。同社の商業用冷蔵ソリューションは、飲料クーラーや冷蔵庫、ディスプレイ棚、アイスクリームフリーザーなどを対象に、温度とエネルギー消費の管理、位置情報の監視・制御を実現する。常時接続により、リアルタイムでのアセットトラッキングや販売情報の記録、不正使用の監視、冷却システムの遠隔操作が可能となっている。

 この先進的なIoT搭載のハードウェアとオンラインポータルの組み合わせにより、Sollatekは20億ドル規模の日用消費財市場における販売促進ソリューション分野でグローバルリーダーの地位を確立。世界中で100万台以上が展開され、多くの大手飲料メーカーに採用されている。

 SORACOMを採用した理由として、180以上の国と地域で提供されるマルチキャリアのIoT向けセルラー通信の信頼性とカバレッジを評価。390以上の通信キャリアが利用可能な点も魅力となった。さらに、SORACOMの回線管理機能と統合された請求システムにより、急速に増加するデバイスを支えるネットワークの効率的な管理が可能になるという。

 Sollatek UK LimitedのHead of IoT Solutions、Dimitris Flokos氏は「当社のデバイスは、運用管理者にリアルタイムでのデータに基づく意思決定を支援し、その業務の効率化とシステムの持続的な稼働を実現するための豊富な情報を提供する。このようなサービスを世界中で提供できることが、市場における優位性となっている」とコメントしている。

 Sollatekは、SORACOMの採用により、グローバル展開する商業用冷蔵システムのリモート監視・管理機能を強化し、冷蔵性能やエネルギー効率、顧客体験の向上を図る。今後も、IoT技術を活用した革新的なソリューションの提供を通じて、日用消費財市場における競争力の維持・強化を目指す。

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ニュースリリースURL
https://soracom.com/ja/news/20240410-IoT-cold-storage-management