SOMPOヘルスサポート、管理職の行動変革と職場の対話活性化を目指し「CBASE 360°」を採用

2025年5月1日16:51|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 SOMPOヘルスサポートは、管理職の行動変革と風通しの良い職場づくりを目的に「CBASE 360°」を採用した。クラウド型360度フィードバックシステムCBASE 360°を提供するシーベースが4月30日に発表した。

 SOMPOヘルスサポートは、生活習慣病予防事業とメンタルヘルス事業を軸に、予防から再発防止までの総合的なヘルスケアサービスを展開している。これまで同社では、管理職向けに年1回の多面評価を実施してきたが、スコアの開示にとどまり、フィードバックや結果の活用には至っていなかった。この課題を受け、より目的に沿った運用を図るべく、フリーコメント入力が可能な360度フィードバックへの切り替えを決めた。グループの持株会社であるSOMPOホールディングスでの導入実績や、代表者の運用経験が後押しとなった。従来の多面評価では管理職の気づきや納得感の醸成が難しかったが、CBASE 360°はフリーコメント機能により具体的なフィードバックが得られる点が評価された。

 導入プロセスでは、フリーコメントの追加で、回答者が「自分が書いたコメントだと相手に気づかれるのでは」と不安を感じる可能性があることから、事前説明会でコメント記載時の注意点を丁寧に案内し、安心してフィードバックできる環境の整備に努めた。また、個人が特定されない仕組みであることも繰り返し伝えている。

 運用ではシステムの設定が分かりやすく、登録情報のCSV出力や複数人によるチェックが可能となっている。また、レポートの画面閲覧機能が部下のマネジメントフォローに役立っている。従来は個別ファイルで管理していたレポートが一元的に閲覧でき、部長職が管下課長職の結果に容易にアクセスでき、マネジメントの質向上に寄与した事例もみられた。

 導入効果としては、管理職の行動変革が促進されたこと、メンバーとのコミュニケーション機会が創出されたことの2点が挙げられる。特にフリーコメントを通じ、従来は得られなかった率直な意見や想いの共有が進み、サーベイ後のフィードバックを必須とした運用が双方向のコミュニケーションの場となっている。管理職はフィードバックを受けて行動アップデートシートを作成し、回答者への感謝を表明するなど、対話を重視した運用が定着しつつある。

 一方で、フリーコメントの効果を最大化するためには、回答者全員がサーベイの目的やコメント記載の意義を十分に理解した上で取り組む必要がある。そのため、事前説明の徹底やリテラシー向上が引き続き課題となる。

ニュースリリース


#360degreefeedback #HRtech #managementdevelopment