Sonotas、「KaiU」の動画機能採用 ECサイトで購買意欲を喚起

2025年8月18日15:20|ニュースCaseHUB.News編集部
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 Sonotasは、WEB接客ツール「KaiU」の「動画ストリーミング機能」を採用した。8月18日、KaiUを提供するエフ・コードが発表した。テスト導入では動画視聴後のコンバージョン数が前年比で182%増加。商品の魅力を動画でよりリアルに伝えられるようになり、購買意欲の喚起につながっていることを確認したという。同社は今後も動画を活用し、顧客への訴求力強化を図る。

 Sonotasは、同社が運営する化粧品ブランド「STEAMCREAM」の公式ECサイトで、Webサイトの離脱率低減とサイト回遊率の向上を目的に、以前からKaiUを利用していた。今回、エフ・コードが新たに開発した動画ストリーミング機能のリリースに先立ち、先行テスト導入に協力し、その効果を検証した。

 導入効果の検証は、前年度に実施した動画主体の施策と比較する形で行われた。その結果、バナーをクリックせずに動画を視聴したユーザーが24時間以内にコンバージョンに至った数を示すビュースルーCVは、前年比で182%増加した。動画コンテンツが購買意欲の喚起とブランド認知の強化に大きく寄与したことが示された。また、動画視聴後に商品ページへ遷移したユーザーの割合は33.6%に達し、顧客エンゲージメントの大きな向上も確認できた。これらの結果から、静止画では表現しにくい「凍らせることで変化するテクスチャー」といった商品の特性を、高画質なストリーミング動画で伝えることが、購買意欲の喚起に有力な手段であると結論付けた。

 導入担当者は、「スチームクリームはテクスチャーにこだわりがあり、その魅力を動画でリアルに伝えたいと考えていた。特に、凍らせても使えるユニークな商品『アイスミントジェル』の訴求では、従来も動画を設置していたが、視聴からの直接的なコンバージョンが可視化できず、効果測定が不明瞭だった。新機能の導入で動画からのコンバージョンが可視化され、商品の魅力が顧客に伝わっていることを数値で確認できるようになった。また、動画再生後すぐに購入できる導線を整備できたことで、分かりやすく快適なサイト体験の提供にもつながっていると感じている」とコメントしている。

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