パラマウントベッド、SORACOM採用で在宅の見守り拡充 Wi-Fi未整備環境でも利用可能に

2026年1月20日18:24|ニュースCaseHUB.News編集部
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 パラマウントベッドは、見守り支援システム「眠りCONNECT」の新たなラインアップとして、在宅療養環境でも利用できるサービスの提供を開始した。通信基盤として、ソラコムのAI/IoT通信プラットフォーム「SORACOM」を採用している。1月20日、ソラコムが発表した。IoT通信の活用により、Wi-Fi環境が整っていない場所での遠隔見守りを可能にし、在宅療養の利便性と安心の向上を目指す。

 1947年創業のパラマウントベッドは、病院用ベッドの専業メーカーとしてスタートし、現在は高齢者施設や在宅介護分野へと事業を拡大している。同社は2030年に向けたビジョンとして「医療・介護から健康まで、すべての人に笑顔を」を掲げ、デジタル技術を活用したヘルスケア分野のビジネスを国内外で推進している。

 同社が提供する眠りCONNECTは、睡眠計測センサーを用いて利用者の睡眠状態などを遠隔で確認できるシステム。これまではWi-Fi環境の整備が必須であったため、導入先は主に介護施設が中心となっていた。在宅療養の現場では通信環境が整っていないケースも多く、より幅広い環境で利用できる仕組みが求められていた。

 新たに追加されたラインアップでは、専用の「モバイルデータ通信ユニット」と睡眠計測センサーを接続することで、セルラー通信によるデータ送受信を実現した。これにより、Wi-Fiが未整備の介護施設や一般の在宅環境でも、コンセントに差し込むだけで眠りCONNECTの活用が可能になる。家族や関係者は専用アプリ「Viewer」を通じ、スマートフォンやPCから場所を問わずに状態の確認や設定変更を行える。

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 SORACOMの採用にあたり、IoT向けの柔軟な料金体系や、ユーザーコンソールおよびAPIを用いた回線管理の容易さが評価された。また、クラウドとのデータ連携のしやすさに加え、データ転送支援サービス「SORACOM Beam」によってデータ通信量を最適化し、効率的な運用を実現できる点も選定のポイントとなった。将来的なサービスの拡張においても、SIMの調達や回線管理を迅速に行える体制を評価している。

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