Surpassは、イグネスが提供するAIエージェント「Blaze」とSalesforceのテクノロジーを組み合わせた開発体制を整えた。7月31日、イグネスが発表した。1〜2週間を要していたシステム構築業務を数時間規模へ短縮し、経験の浅いメンバーでも現場で作業できる環境を実現した。創出した時間を顧客提案に充てるほか、人材の学習支援にもつなげる。
SurpassはSalesforceの構築・活用支援や、地方自治体と連携した女性のリスキリング事業を展開している。同社の組織は若手メンバーの割合が高く、丁寧な顧客対応を実施できる一方で技術的な実装面に工数がかかる課題があった。特に、リスキリング事業を通じてSalesforceの学習を始めて半年から1年程度の経験が浅いメンバーへの技術的な支援方法が模索されていた。
そこでSurpassは、自然言語の指示でSalesforce環境の調査や構築、データ加工を自律的に進めるBlazeの導入を決めた。
Blazeの導入により、既存環境の構成を把握する環境調査やサンドボックスから本番環境への反映作業、データの加工や修正といった手作業の業務を効率化した。自然言語による指示で環境に応じた実装を自動で進め、エラーが発生した際もAIが原因を特定して修正するため、経験が浅い担当者でも安全に構築業務を行えるようになった。
システム構築の対応期間が短縮されたことで、創出した時間をより本質的な顧客提案に充てられるようになった。加えて、デプロイや既存環境の調査などの作業が簡略化されただけでなく、経験の浅いメンバーが構築の考え方を学べる学習ツールとしても機能している。今後は秋田県湯沢市に設立したサポートセンターの全メンバーがBlazeを利用できる体制を整え、活用の幅を広げる。
Surpass DX事業部の長澤孝治氏は、「若いメンバーが多く、技術的な知識や経験不足からくる工数の課題があったが、Blazeの導入により1〜2週間かかっていた依頼が2〜3時間程度で対応できるようになり生産性が向上した。今後は秋田県湯沢市のサポートセンターを含め全員が使える体制を整えたい」としている。