和歌山県、Taniumで端末5000台の「リアルタイム衛生管理」実現

2024年9月9日08:40|ニュースリリース公開日 2024年5月23日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 和歌山県は、タニウム(Tanium)の統合型エンドポイント管理製品「Tanium」を導入し、職員が利用する約5000台の端末を一元管理し、セキュリティ対策と運用管理の効率化を図った。5月23日、タニウムが発表した。

 和歌山県では、2005年度からシンクライアントを採用するなど、セキュリティ対策に積極的に取り組んできたが、総務省のガイドラインに対応するために都度個別のシステムや機器を追加してきたことでシステムが肥大化。運用管理が煩雑になったり、セキュリティアラートを一元管理できなかったり、複数の課題を抱えるようになっていたという。

 そこで、総務省のガイドライン改訂のタイミングでセキュリティ対策の総合的な再整備を決定。システム肥大化の抑止と運用管理の負担軽減を図るため、Tanium導入の検討を開始した。

 和歌山県はTaniumを「脆弱性を常時管理して適切な対応をとるリアルタイム衛生管理(サイバーハイジーン)を実現できる」と評価し、同県の環境に近い環境下で検証を実施。スペックが低い端末上でも問題なく稼働するか、必要な情報を取得できるか、アプリの配信が可能かなどを確認した。競合製品と比較した結果、Taniumの優位性が大きいと判断し、特に全端末の情報をすばやく取得できるスピードを高く評価した。

 Taniumの導入により、OS、ソフトウェアのバージョンの情報などを収集し、パッチを自動配信して常に最新の状態に保つなど、当初の期待どおり「リアルタイム衛生管理を実現できた」という。また、以前は各ユーザーの作業が必要だったソフトウェアのバージョンアップをバックグラウンドで実行できるようになるなど、システムの運用管理の効率も大きく向上させることができたとしている。

ニュースリリースURL
https://www.tanium.jp/press-releases/wakayama-prefecture-implements-tanium/