TBM、帳票業務効率化を目指し「帳票DX」を採用

2025年4月14日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 環境配慮型素材「LIMEX」の開発・製造・販売および資源循環事業を展開するTBMは、帳票業務の効率化を目的に帳票出力DXサービス「帳票DX」を導入した。4月11日、同サービスを提供するオプロが発表した。

 TBMは、「100年後でも持続可能な循環型イノベーション」の実現を目指し、国内外での事業拡大を進めるスタートアップ企業。同社では営業やバックオフィス業務において多数のスプレッドシートによるデータ管理や手作業での帳票作成・出力が行われており、これらの作業は手間がかかるだけでなく、データ重複入力や承認作業の煩雑化など業務負荷が課題だった。

 こうした背景からTBMのDX推進委員会は、Salesforceを基盤とした業務改革の一環として帳票作成・出力の効率化を図るソリューションを検討した。複数の選択肢を比較し、コスト面やツール連携性、直感的な操作性などの観点から帳票DXを採用した。

 導入後は帳票出力にかかる業務工数が50%削減され、毎月約130案件分の帳票出力において1件あたりの作業時間が10分から5分に短縮された。さらにSalesforce上のデータ活用により二重入力が不要となり、入力ミスや確認作業の負担も軽減している。属人化せず誰でも運用可能な環境が整備され業務の標準化も進んだ。加えて、帳票はGoogleドライブに自動保存され、電子帳簿保存法に準拠した適切なファイル名で管理される仕組みも構築された。

 現在、このシステムは資源循環事業本部のMaar事業部で運用されており、今後はLIMEX事業本部への展開やグローバル展開に伴う海外向け帳票や通関書類への対応も予定されている。TBMは今回の導入について、「効率化されたプロセスによって従来よりも迅速な業務遂行と標準化が可能となった」と評価している。同社は今後もDX推進を加速させ、持続可能な事業運営体制を強化していく。

ニュースリリース


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