ランスタッドは、チームスピリットが提供する統合型クラウドサービス「TeamSuccess Platform TeamSpirit」を採用し、稼働を開始した。10月9日、チームスピリットが発表した。多様で柔軟な働き方を支える環境を整備し、人的資本の生産性向上や組織改革を推進する基盤として活用する。
世界39の国と地域に拠点を構える、世界最大級の総合人材サービス企業であるランスタッドは、グローバルなグループ全体でEquity(公平性)、Diversity(多様性)、Inclusion(包括性)、Belonging(帰属意識)(EDI&B)が浸透した企業文化の醸成に取り組んでいる。一方で日本国内では、労働基準法をはじめとする働き方関連法案の改正への対応や、フレックス制度、クライアントカレンダーに合わせた勤務形態など、多様な働き方に対応できる柔軟な勤怠管理システムの整備が急務となっていた。
こうしたニーズを満たすソリューションとして、ランスタッドは統合型クラウドサービスであるTeamSpiritの導入を決めた。選定にあたり、Salesforceを基盤としている点や、システムの安定性、拡張性に優れている点、他社での導入実績などが評価された。また、今後の組織改革やシステム統合にも柔軟に対応できる基盤として、人事・労務領域を支える重要な役割を担うことも期待されている。
TeamSpiritは、従業員の勤務状況や業務負荷をリアルタイムで把握できる柔軟なカスタマイズが可能なレポート機能やダッシュボードを備える。ランスタッドではこれらを活用し、ワークライフバランスの向上を促進するとともに、時間外労働や休暇取得義務など、法令順守に関連する社員への働きかけにも有効なツールとして活用していく。
ランスタッド人事本部 HRビジネスパートナー/ HRオペレーションズ/ HRエクセレンス 部長の甲賀塁氏は、TeamSpiritの柔軟な勤怠管理能力とカスタマイズ性の高いレポート・ダッシュボード機能を評価したことが導入の決め手だとコメントしている。また、「当システムは、ワークライフバランスの向上促進や法令順守に関連する社員への働きかけに有効だと感じている」と述べ、Salesforceを基盤とした安定性と拡張性から、「今後の組織改革やシステム統合など、弊社のEDI&B推進を支える強固な基盤として大いに期待している」としている。