多可赤十字病院は、請求書処理の効率化を目的にTOKIUMが提供する「TOKIUMインボイス」を採用した。4月12日、TOKIUMが発表した。
多可赤十字病院では、月に約200件届く請求書の9割以上が紙媒体であり、その処理に煩雑な手作業と時間を要していた。請求書の受領やデータ入力に加え、請求書情報の二重入力、未着請求書の催促といった業務が、担当者の負担増や月次処理の遅延を招いていた。
これらの課題に対し、多可赤十字病院はTOKIUMインボイスの導入を決めた。TOKIUMが紙の請求書の受け取りとデータ化を代行することで、請求書受領の手間と入力作業の負担を大幅に削減できる点を評価した。また、Webダウンロード形式の請求書にも対応し、全ての請求書をクラウド上で一元管理できるため、請求処理の進捗をリアルタイムで可視化できる点も選定の決め手となった。取引先が請求書を直接アップロードできる機能も、郵送遅延への対応を迅速化し、請求処理業務を円滑に進める上で重要視された。多様な会計ソフトに柔軟に対応できる点も、医療系会計システムとの連携を重視する同院のニーズに合致した。
多可赤十字病院会計課長の近井伸介氏は、「請求書の受領から仕訳データの作成、会計システムへの連携がスムーズになり、手入力の負担が減少したことで、業務時間は約半分に短縮された」と述べている。また、電子化された過去の仕訳情報を容易に参照可能となったことで、定型的な請求や毎月決まっている取引の処理が効率化された。ネット環境が整っていれば在宅での業務も可能となり、職員の働き方改革にも貢献すると期待する。今後は、担当者が変わっても業務の引き継ぎが容易になるよう、マニュアル作成などに注力していく。
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