白銅は、購買稟議の発生に伴う請求書処理の複雑化解消と経理業務の効率化を目的に、経理AIエージェント「TOKIUMインボイス」「TOKIUM電子帳簿保存」「TOKIUM AI明細入力」を採用した。7月7日、サービスを提供するTOKIUMが発表した。購買稟議の作成から請求書の受領、納品照合、仕訳、支払、帳簿保存までがひとつのシステムで完結する体制を構築し、全社で年間約2,500時間の工数削減を見込んでいる。
白銅は、東京証券取引所プライム市場に上場し、アルミニウム・伸銅・ステンレス等の小口・加工販売を行う非鉄金属商社である。非鉄金属素材からモノづくりに係る副資材に至るまで多岐にわたる品目を取り扱っている。同社では商品の仕入や物品の購買において多数の購買稟議が発生しており、これに対応する請求書は年間で約1万2000件にのぼっていた。しかし、購買稟議、会計処理、支払、帳簿保存といった一連のプロセスを別々のシステムでバラバラに管理していたため、購買稟議と納品書の照合、計上や請求処理、割して書類の保存作業が現場および経理部門の大きな負担となっていた。また、別々のシステムにまたがるデータを担当者が目視で照合していたほか、請求書の仕訳入力作業の工数もかさんでおり、購買稟議の申請から仕訳入力・支払・帳簿保存までを一気通貫で行えるシステムの確立が急務となっていた。
こうした課題を解決するため、同社は購買稟議の作成から納品書と請求書の紐づけ・照合、さらに帳簿保存までを同じ画面で関連付けて完結できるTOKIUMの導入を決めた。購買稟議に対する請求書の未着管理や金額の超過チェックが容易に行える点に加え、指示文章や過去の修正内容を学習して仕訳を自動入力するTOKIUM AI明細入力の機能による工数削減効果を高く評価した。また、同シリーズが提供する経費精算や支払明細書発行などの他サービスも将来的に集約し、ワンプラットフォームで管理できる拡張性も後押しとなった。
導入の効果として、これまで別々のシステムにまたがる環境であった購買稟議から請求書処理、帳簿保存までの業務がひとつに統合された。これにより、負担となっていた仕訳入力などの定型作業をAIエージェントに任せることが可能となり、全社で年間約2500時間の工数削減を見込んでいる。
白銅の担当者は、取引が増えるほど作業に追われるという商社の経理特有の構造そのものをテクノロジーによって変革していきたいとコメントしている。