TSI、レジ周りの掲示物を「MEET」に集約 接客効率化とブランド世界観を両立

2026年3月26日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 TSIは、運営する6ブランド219店舗において、NFC(近距離無線通信)を活用したコミュニケーションサービス「MEET」を採用した。3月25日、MEETの導入を支援したソフトバンクと、サービスを提供するミートが発表した。レジ周辺に乱立していた販促物や案内告知を1つのタッチポイントに集約することで、店舗オペレーションの効率化と顧客体験の向上を図る。

 TSIはナノ・ユニバース(NANO universe)やパーリーゲイツ(PEARLY GATES)など、50を超えるアパレルブランドを国内外で展開している。同社では近年、アプリやLINE、SNSといったデジタルチャネルへの誘導強化を進めてきた。しかし、その結果としてレジ周りに各メディアの登録案内やキャンペーン告知用のPOPが多数並ぶようになり、視覚的な乱雑さがブランドの世界観を損ねる原因となっていた。また、案内方法が多岐にわたることで、スタッフによる顧客への誘導導線が煩雑化するという課題も抱えていた。

 こうした課題を解決するため、TSIは複数の情報を1か所に集約できる「MEET EASY ACCESS」の導入を決めた。選定にあたり、スマートフォンによって異なるNFCの読み取り位置に左右されず、高い受信感度と広い受信エリアを実現している点が評価された。また、POP専用の展示スタンドを使用して自由にデザインをカスタマイズできるため、各ブランドの雰囲気や店舗のデザインを維持したまま設置できる点も決め手となった。

 今回の導入により、これまで媒体ごとに分散していたアプリ、LINE、Instagram、YouTubeなどの情報を「MEET」一つに集約した。顧客は手持ちのスマートフォンをかざすだけで、複数の媒体へスムーズにアクセスできるマルチリンク機能を利用できる。これにより、店舗側は掲示物を整理してカウンター周りを簡素化できるだけでなく、顧客もストレスなく必要な情報にたどり着けるようになった。

20260325_TSI.png
アプリケーションやLINE、Instagramなどの情報はMEETに集約

 現場の従業員からは、オペレーションの簡素化につながるという声のほか、スムーズに会員登録を促せるといった評価が寄せられている。また、顧客からも新しい体験としてポジティブな反応があり、スタッフとのコミュニケーション活性化にも寄与している。

 今回のプロジェクトは、ソフトバンクがマーケティング領域のソリューション提供を通じて支援した。TSIは今後も、デジタル技術を活用しながら、プロダクト提供にとどまらない独創的な価値の創出を目指す。

ニュースリリース