ソニー銀行、基幹システム刷新に伴うユーザー受け入れテストUATをバルテスと実施

2026年1月13日16:46|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ソニー銀行は、新勘定系システムを中心とした基幹システムの全面更改プロジェクトにおいて、バルテスのソフトウェアテストおよび品質向上支援サービスを採用した。1月13日、導入支援を行ったバルテスが発表した。大規模なシステム刷新におけるユーザー受け入れテスト(UAT)を効率化し、高い品質の確保と行員の業務負担軽減につなげた。今後はテスト工程で得られた知見を活かし、さらなるサービス品質の向上を目指す。

 ソニー銀行は、インターネットを活用した個人のための資産運用銀行として、預金や投資信託、ローンなど幅広い金融商品を提供している。銀行業務においてシステムの不具合は顧客の不利益や社会的信用の失墜に直結するため、同社は極めて高い品質意識を持ってサービスを追求してきた。

 今回のプロジェクトは新勘定系システムを中心とした大規模なもので、同社にとって組織を挙げた本格的なUATの実施は初めての経験だった。通常業務と並行して厳格なスケジュール管理のもとでテストを完遂する必要があったが、社内のリソース不足やテスト設計のノウハウ不足が課題となっていた。そこで、先行する結合・システムテスト工程から参画し、柔軟な提案力を持っていたバルテスにUAT支援を委託した。

 バルテスの採用にあたっては、銀行業務に精通していなくとも仕様を迅速に理解し、淡々とテストを遂行できる対応力を評価した。また、同社の豊富な経験に基づくテストの網羅性と精度の高さ、および第三者視点での客観的な指摘が可能な点も選定の決め手となった。

 UATの実施により、住宅ローンやカードローンを含む膨大なテストケースの実行やエビデンス取得が迅速化された。バルテスは同社が作成したシナリオの実行に加え、経験に基づくモンキーテストやエラー傾向の能動的な分析、インシデント管理などを実施。これにより、従来は行員が担っていた管理業務の負担が大幅に軽減された。また、利用者目線での指摘が商品説明の改善に寄与し、リリース後の顧客からの問い合わせ抑制にもつながった。

 ソニー銀行IT推進部長の西沢氏は、「大規模かつ複雑な金融システムという難しい課題に対し、バルテスは現場の雰囲気を読み取りながら着実に取り組んでくれた。品質の数値化や分析も細かく実施され、全体の品質底上げに大きく貢献した」と評価している。同社は今回の取り組みを通じ、社内に「利用者目線での品質確認」という意識が根付いたとしており、今後も高品質な金融サービスの提供を継続していく。

ニュースリリース