富士通は、UiPathのオートメーションプラットフォームを全社規模で採用し、活用範囲を拡大する。5月23日、UiPathが発表した。自社のDX推進プロジェクト「フジトラ」の一環。
富士通は2017年から世界の140以上の部門でUiPathのソリューションを導入し、業務時間の短縮を実現してきたという。今回の活用範囲拡大により、既存のビジネスプロセスを最適化し、自動化を前提とした新たなビジネスプロセスの設計、自動化の可能性の最大化を図るとしている。また、将来的な労働力の変化に対応し、業務効率化を推進する。UiPathソリューションの活用などを通じて、短期的には生産性レベルを維持し、長期的には従業員の生産効率を最大40%向上させる計画だ。
富士通執行役員EVP最高デジタル変革責任者(CDXO兼最高情報責任者(CIO)の福田譲氏は「自動化は、富士通のビジネス変革を加速させるための戦略的優先事項であると考えている」とコメント。AIを活用した自動化のメリットをグローバルビジネス全体に拡大できることに手応えを感じているという。
UiPathは教育コンテンツやハンズオン、コンサルティングも提供し、富士通の従業員のスキル習得などを支援する。