トーソー、UPWARD活用で営業活動を可視化 情報入力件数が約60%増加

2025年10月21日22:47|ニュースCaseHUB.News編集部
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 トーソーは、UPWARDが提供するセールスエンゲージメントサービス「UPWARD」を導入した。10月21日、UPWARDが活用事例を公開した。外回り営業に最適化されたモバイル入力の活用により、活動報告件数が前年比で約60%向上し、夜間の報告作業も半減するなど、業務効率化と働き方改革を推進している。

 同社は1949年創業で、カーテンレールをはじめとする窓まわりのインテリア製造・販売を手がけ、カーテンレールでは国内トップシェアを占める。従来、営業情報の共有や標準化、訪問効率向上を目的に別の営業ツールを導入していた。しかし、外回り営業後のPCでの情報入力作業が負担となり、入力が定着せず、データ活用や訪問量の増加につながらないという課題を抱えていた。

 これらの課題を受け、外回り営業に特化し、モバイルアプリで直感的にデータ入力が行えるUPWARDへのリプレイスを決めた。最も重視した選定ポイントは、営業担当者にとって直感的に使いやすいシンプルで分かりやすいユーザーインターフェースであった。テスト導入では、「地図機能が分かりやすく、次の営業先に簡単に行ける」「情報の入力が非常に簡単で、以前のような報告作業のストレスがない」といったポジティブな意見が現場から挙がった。

 UPWARDの導入により、モバイルでの報告が定着した結果、活動報告件数は導入からわずか2カ月で約60%増加した。外出先からモバイルで活動報告が完結できるようになったことで、帰社後の報告作業が不要となり、17時以降の報告件数が約50%減少した。これにより、業務時間の短縮と働き方改革の推進につながっている。また、営業活動がリアルタイムに可視化され、マネジメント層による即時のサポートや部門間の連携も円滑になった。営業担当者は、移動中に近辺の顧客を検索し「ついで訪問」を行うなど、効率的な活動に活用している。

 トーソーの営業企画室 室長である佐藤健志氏は、UPWARDの導入で現場による情報入力が定着し、営業の活動内容の把握がしやすくなったと述べている。今後は、活動量を増やしつつ活動内容を分析し、営業が本来やるべき活動に注力できる環境を作ることで会社をさらに成長させたいとの考えを示している。

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