プライベートケアクリニック東京、VUEVOで外国人診療を円滑化 診察時間を半減

2026年1月16日16:12|ニュースCaseHUB.News編集部
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 性感染症専門のプライベートケアクリニック東京は、ピクシーダストテクノロジーズが提供するリアルタイム翻訳ソリューション「VUEVO」を採用した。1月16日、ピクシーダストテクノロジーズが発表した。外国人患者とのコミュニケーションにおいて言語の壁を解消し、診察時間を従来の約半分に短縮するなど、医療現場の効率化とホスピタリティ向上を両立させている。

 プライベートケアクリニック東京新宿院は、30カ国以上の国々から患者が訪れる国内有数の性感染症専門内科だ。訪日外国人の増加に伴い、患者全体の約15%を外国人が占めるようになっている。性感染症の診療は極めてデリケートな内容を扱うため、プライバシー保護の観点から患者単独での受診を原則としているが、これがコミュニケーション上の大きな課題となっていた。

 従来は、通訳スタッフの同席やハンディ型の翻訳機で対応していたが、スタッフの同席は患者の心理的負担となりやすく、翻訳機も操作のたびに会話が中断されるため、診療時間の長期化が避けられなかった。こうした課題を解決するため、同院は360度全方向からの音声を正確に集音し、20カ国語以上をリアルタイムで翻訳・可視化できるVUEVOの導入を決めた。レスポンスの速さと、話者の会話を取りこぼさない高い聴き取り性能を評価した。

 導入後は、医師と患者がそれぞれのモニターやタブレットでリアルタイムに翻訳されたテキストを確認しながら対話している。ワイヤレスマイクが小さな声も拾い上げるため、話しにくい内容でも正確に意思疎通ができるようになった。さらに、生成AIを活用した5分ごとの会話要約機能により、診察後のカルテ作成精度も向上。翻訳によるタイムロスがなくなったことで、1人あたりの診察時間は導入前の半分程度にまで短縮された。

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ワイヤレスマイクとタブレットを使ったリアルタイム翻訳の様子

 運用面では、医療スタッフの心理的ハードルが下がったことも成果だ。外国語を話せないスタッフも、ツールを通じて患者の不安に寄り添う姿勢を示せるようになり、組織全体のホスピタリティ意識の向上につながっている。

 プライベートケアクリニック東京新宿院の松村次郎院長は、「VUEVOの導入により空気が和み、患者から『Perfect』と評価されることも多い。今後は生まれた時間的余裕を活かし、患者の文化的背景にまで配慮したより丁寧なカウンセリングに注力していきたい」としている。

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